「筆柿」甘さは例年以上
愛知県幸田町などで特産の筆柿の出荷がピークを迎え、同町六栗のJAあいち三河幸田営農センターの共同選果場では終日、出荷作業に追われている。
地元には樹齢250年の柿もある。毛筆に似た形から筆柿の名がつくとともに、出荷時期の早さから「盆柿」「珍宝柿」とも言われる。糖度は平均で16度と高く、成熟が進むこの時期は19度のものもある。ビタミンCやカロテンも豊富という。
愛知 筆柿の出荷始まる 2010.9.23
愛知県幸田町で、秋の味覚「筆柿」の出荷が始まりました。筆柿は毛筆の先のような縦長の形をした柿で、強い甘みが特徴です。
幸田町には170軒の筆柿農家があり、全国の生産量の9割以上を占めています。このうち、安藤宏之さんの柿畑では21日から収穫が始まり、長さ8センチほどに育った柿の実を1つ1つもいでかごに収めていました。ことしは先月から今月にかけて雨が少なかったため、生育が平年に比べて1週間ほど遅れましたが、甘みはしっかりしているということで、例年並みの出荷が見込まれています。安藤さんは「甘みがついているかよく見て収穫するようにしています。前の年よりも少しでもいい柿を作れるよう頑張っています」と話していました。幸田町の筆柿の出荷は来月いっぱいまで続き、東京や大阪などの店頭に並ぶということです。
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