じゃばら
/ 和歌山県の名物お土産和歌山県東牟婁郡北山村大沼87
村全体が“飛び地”となっている和歌山県北山村が冬場の観光集客に力を注いでいる。
れまでメーンだった夏場の川でのレジャーに加え、秋冬向け誘客策としてクリーンエネルギーを活用した温泉施設やジビエ(獣肉)料理など新たな観光資源を開発する。秘境人気など観光需要の動向を踏まえ、地域振興につなげる。年間の観光客数を現在の2倍の20万人程度に引き上げたい考えだ。
青々ジャバラ、収穫始まる
北山村特産の柑橘(かんきつ)類、ジャバラの収穫作業が1日、始まった。村営の農園では早朝から、地元の女性らが青々とした実を一つ一つ丁寧に摘み取っていた。今月いっぱい続くという。
村観光産業課によると、村営を含めて13戸の農家が約8ヘクタールでジャバラを栽培している。今年は裏年にあたり、収穫は昨年より約50トン少ない約90トンと予想している。例年よりも霜が降りるのが早いと予想されるため、収穫を約2週間早めているという。
ジャバラの栽培・管理をしている村ふるさと振興公社の山本正幸さん(43)は「4、5月の低温などで果実は少し小ぶり」と話す。
ジャバラの果汁はジュースやポン酢などに加工され、正月用のサンマずしにも使われる。