比内地鶏
/ 秋田県の名物お土産秋田県男鹿市船越字船越410
JAあきた北央 2年連続で赤字 中央会、支援へ
JAあきた北央が、比内地鶏商品を手がける加工部門の業績不振などから2年連続で赤字に陥る見込みとなった。JA秋田中央会は14日、金融支援を決めた。
北央によると、大手居酒屋との地鶏加工商品の取引打ち切りで余剰在庫を抱え、14年度決算で1億9000万円の赤字を計上。15年度決算でも地鶏の売り上げが回復せず、金融部門で管内の北秋田市や上小阿仁村の農家の経営悪化で貸し倒れが相次ぎ、さらに赤字幅が広がる見込み。
花善の鶏めし最高賞、駅弁総選挙 購入者が6項目で高評価
秋田県大館市御成町の「花善」が製造販売するJR大館駅の名物駅弁「鶏めし」が、JR東日本の「東日本駅弁総選挙 駅弁味の陣2015」で最高賞に当たる「駅弁大将軍」に選ばれた。
「鶏めし」大館市の学校給食に
JR大館駅名物の駅弁・「鶏めし」が、地元・大館市の学校給食に登場し、子どもたちがふるさと自慢の味を楽しみました。
JR大館駅の「鶏めし」は、しょうゆで甘辛く炊いた鶏肉とあきたこまちが特徴です。
JR東日本の駅弁コンテストで2位になるなど人気が高く、地元の弁当製造会社が70年近く作り続ける名物でもあります。
秋田で即席「比内地鶏白湯ラーメン」発売-しょうゆ味・塩味の2種
ノリット・ジャポン(秋田市山王5)が1月9日、比内地鶏スープを使った即席麺「UMAMY 比内地鶏白湯ラーメン」を発売した。
同社が県産食材を素材に展開する粉末だしの素シリーズ「UMAMY(ウマミー)」の第5弾として開発した同商品。魚醤(ぎょしょう)「しょっつる」などを使った「しょうゆ味」とゴマ油やカツオエキスなどを使った「塩味」の2種類をラインアップ。いずれも比内地鶏の白湯スープに仕上げ、生麺を熟成乾燥させた細ストレート麺を合わせた。
価格はいずれもオープン。県内スーパーなどで販売するほか、県外展開も目指す。
レトルトカレー、具材に比内地鶏300グラム
現在、全国に2000種ほどあるとされる「ご当地カレー」のうち、全国紙の特集記事でベスト8位に選ばれるなど同社人気商品になっている「比内地鶏カレー」。2003年の発売以来、これまでに約70万個を販売した。
比内地鶏親子丼、第2回全国ご当地どんぶり選手権へ
全国各地の名産品や祭りなどが一堂に集う「ふるさと祭り東京2011 日本のまつり・故郷の味」が来年1月8〜16日の9日間、東京・文京区の東京ドームで開かれる。3回目となる今回は約300種類の「食」が集い、本県からは昨年より3団体多い13団体が出展。稲庭うどんや横手やきそば、地酒などを売り込む。特別企画の「第2回全国ご当地どんぶり選手権」が行われるほか、秋田市の竿燈の演技などが披露される。
同選手権には、本県から秋田比内や(鹿角市)が「比内地鶏親子丼」で初参戦。本県出展ブースには、県や秋田、由利本荘、湯沢の各市のほか、全農あきた、栗駒フーズ、十和田八幡平観光物産協会などが参加。観光PRに加え特産品などを販売する。
竿燈は各地の祭りとともに8〜11日に会場内で披露される。
午前10時〜午後8時(11〜14、16日は6時)。入場券は1500円(前売り1200円)、平日や夕方の限定券は千円(同800円)。東京ドームシティわくわくダイヤルTEL03−5800−9999
低空飛行で地鶏圧死、養鶏業者が米軍に賠償請求
秋田県大館市比内町大葛で先月14日、米軍機が低空飛行した直後、養鶏場鶏舎内で比内地鶏86羽が折り重なるように死んでいた問題で、被害を受けた養鶏業者(49)が今月上旬、米軍に対し約9万4500円の損害賠償を求める書類を防衛省東北防衛局に提出した。
同防衛局は、現地での聞き取りや文献調査の結果、「騒音や振動に驚くと1か所に集まる地鶏の習性による事故で、低空飛行と地鶏の圧死には因果関係が認められる」と判断しており、今後は、日米地位協定に基づき、米軍側と補償に関する協議を続ける。
養鶏業者は「同様の被害を起こさないため、飛行コースを変えるなどの対策を取るべき」と話している。
比内地鶏、種鶏を秋田県系統に統一
昨年10月に発覚した比内地鶏の偽装問題で、秋田県は民間業者の保存する種鶏をDNA鑑定が可能な県畜産試験場(大仙市)の種鶏に切り替える方針を決めた。
県によると、比内地鶏の種鶏は、同試験場系と素ひな供給会社「黎明(れいめい)舎種鶏場」(大館市)系の二系統があり、同試験場が確立したDNA鑑定では、黎明舎種鶏場系統の識別が困難だったという。生産者や流通業者の間でDNA鑑定導入の声が強く、同社が県に打診した。
切り替えは今秋にも始まり、県の認証制度にもDNA鑑定が盛り込まれる見込み。
結局、2007/12秋田県は、放し飼い・平飼いのものだけに県の認証を与えることにした。ケージ飼いを行っていた業者は8つあったが、現在は1つだけになってしまった。
ケージ飼いは、衛生上の管理に優れていて、出荷の時期も1羽ずつ管理することが可能だ(卵を産み始める前後が最良)。なので、常に高品質の比内地鶏を供給できる。1つのケージに3羽入れると、競争して餌を良く食べるそうだ。
秋田県は、ケージ飼いに県の認証は与えていないが、ケージ飼いの表示をすることで比内地鶏の表示を許している。だが、県の認証が無いと、取引する業者がいなくなり経営が困難になっている。
「2系統が併存」
大館市の食肉加工製造会社「比内鶏」(藤原誠一社長)の偽装表示をきっかけに、秋田県で比内地鶏の血統と飼育基準をめぐる問題が浮上し、行政と生産団体の調整が必要な事態となっている。種鶏血統は民間業者と県畜産試験場の2系統が併存してきたが、生産者から一本化を求める意見が噴出。飼育では、放し飼いだけでなく「かご飼い」も公認するよう県に求める意見が出ている。県が特産品として売り込んできた比内地鶏の生産基盤が揺らいでいる。
比内地鶏の血統について、県は1978年に県畜産試験場が開発した品種に基づき、「(天然記念物の)『比内鶏』の雄と、ロードアイランドレッド種の雌の一代交配雑種」とうたってきた。
これに対し、生産者や素びな業者らでつくる県比内地鶏生産振興協議会は2004年、比内地鶏を「『秋田比内鶏』とロード種の一代交配雑種」と定め、ずれが生じた。
「秋田比内鶏」とは、ひな供給量が県内出荷数の6割以上を占める民間素びな業者「黎明舎種鶏場」(大館市)が、原種の「比内鶏」に日本鶏を掛け合わせて改良し、その後に原種との交配を繰り返して血統を高めた種鳥のことだ。
黎明舎は24日、大館市内で記者会見し、「比内鶏」は体が小さいことなどから、改良を重ねたことを説明。佐藤義晃社長は「原種の血統を高い割合で受け継いでおり、味にも理解をいただいている」と強調した。
比内地鶏が今年6月、地元六農協の出願によって特許庁の地域団体商標に認められた際も、「秋田比内鶏」を親鳥とする定義が採用された。
だが、協議会は24日に開いた臨時総会で、県と黎明舎に、血統の一本化に向けて話し合うよう申し入れることを決めた。虻川景一会長は「いたずらに混乱のもとをつくりたくない」と説明。偽装問題の信頼回復に追われる中、生産をめぐる紛らわしさを一気に排除しようとの空気が強まっていることを示した。