名物に旨いものあり
ゆべし
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家伝ゆべし
全国名物福島 / クチコミ
㈱かんの屋
福島県郡山市西田町大田字宮木田3

品名:家伝ゆべし

:糖類(砂糖、オリゴ糖、還元水飴)、上新粉、小豆、醤油、餅粉、けしの実、食塩、膨張剤、(その他原材料の一部に小麦、乳を含む)

かんの屋 ゆべし

(福島)

「ゆべし」は、諸国の何処にでもあり、味も形も山ほどある。しかも、どれも旨いと来たもんだ。饅頭や羊羹ほどメジャーではないのだが、なんとなく、こっそりとそこらにあるのが「ゆべし」ではないだろうか。また「ゆべし」って、なんか不思議な品。餅のようではあるが餅ではなく、羊羹のようでもあるが羊羹ではない。

 そんな「ゆべし」であるが、福島の「かんの屋のゆべし」が旨いそうな。で、食べてみることに。


 かんの屋の店頭には、四角い「ゆべし」もあったのだが、三角というかヒトデの形というか、一般人では思いつかないような味のある形の「家伝ゆべし」に心を惹かれてしまったのである。

 その「ゆべし」は、透き通るようなあめ色で、表面に軽くケシの実がまぶしてあった。食べてみると(と言うか持った瞬間)モチモチしていて、ケシの実の香りがアクセントになっており、あの甘い醤油の香りが漂ってくる。更には「ゆべし」の中に〝こしあん〟が入っていて、これでもかと甘党心をくすぐってくるのだった。

 でもこれが、さっぱりした「がんずき」系の味わいに、胃もたれの無い軽さで、すっきりと旨いのである。うん、これなら胸焼けしないだろう。まあ個人的には、四角い濃いめのクルミゆべしの方が好きかもしれないけど。
©名物に旨いものあり0603 , 24rw , Update:2024/10/15