生ライチ

（台湾）

　中華料理店などで時々食する、あのライチ。この度「冷凍ものとは違う極上のおいしさ」との謳い文句に誘われて、日本のスーパーではなかなか売られていない「生ライチ」をば食べてみようと、台湾産の「生ライチ」を購入してみた（日本の業者経由で）。で、旬のライチは初夏の30日間だけの収穫なんだとかで、すぐに消えてしまう代物なんだよね～。

　ちなみに、ライチは中国南部と台湾が主な産地で、それに加え東南アジアにもあるらしく。そして日本でも沖縄とかで、少しだけ作られているもよう。

　さて、届いたのは、青皮（緑）に半分ほど赤みをおびた生ライチ。鼻を近づけてみると、どうやら匂いはほぼ無いようだ。で、皮をむいて中の白い実をあらわにしてみれば、ほんのりライチの香りがしてきたぞ～。して、切れ目を入れると皮は意外に取れやすく、食べてみるとプニュプニュの食感と、あの独特の風味が漂ってきた。おや、でもクセのない味わいでフレッシュ感があり、冷凍物のあのエグミは無いようだね～。

　とまあ品質的には、すごく甘くておいしいのやら、普通においしいのやら様々で、全体的には、生ライチってこんなにやさしい味だったんだなーと。よく思い出してみると、去年食べた中国産冷凍ライチは茶色くて熟した感じで、種も丸っぽくて大きかったように思う。今回のは種は小さくて細長いものだった。んー、品種が違うのか、まだ若いのか。