万果酥・琉球酥

（沖縄）

「万果酥（まんごーすー）を、いつもお土産に買います」とのメールを頂いた。と、沖縄のお菓子は、とても興味をそそる名前ばかりで、じっとしてはいられないもの。この「すー」という文字は、酸っぱいイメージを抱くが、いったいどうなんだろうか。

　‥と思っていたら、酥（すー）は、羊乳、ラード、小麦粉で作ったお菓子のことをいうらしい。台湾にも、これと同じお菓子があるそうなんだね～。‥後で食べました「パイナップルケーキ（鳳梨酥）」。

「万果酥」
　一見、クッキーのように見える万果酥を食べてみると、中にはフルーツを乾燥させたネバネバ系ジャムが入っていて、それは原材料からしてアップルマンゴーなのだと思われるもの。で、大ざっぱに言ってしまえば、レーズンバターサンドに、かなり似た味であるね～。いや、バター少なのレーズンサンドかな～。

「琉球酥（りゅうきゅうすー）」
　こちらの方は、なんか癖のある味だな～と思ったら、それはパインの味。してパインは力があり過ぎるせいか、クッキーの風味があまりしない感じに。察するに、バター系の風味が消されてしまったようにも。まあ私は万果酥の方が好きなのだが、家人は琉球酥が好きというのだから不思議なもの。

　それにしても、お土産用お菓子って、値が張るものばかり。売れれば儲かるの～、こりゃ。