東北な温泉

鳥海荘


猿倉温泉・鳥海荘

(由利本荘市)
鳥海山猿倉温泉・鳥海荘 - 施設の外観
猿倉温泉・鳥海荘 - 館内の案内板猿倉温泉・鳥海荘 - 施設の食堂
〒015-0512 秋田県由利本荘市鳥海町猿倉字湯ノ沢103-1 TEL.0184-58-2065

入浴 310円
入浴、休憩(別途料金)、食事、宿泊
男女別(内湯1、露天1、サウナ1)
シャンプー・セッケンあり

 4月、由利本荘市の矢島町から、秋田県民のココロの山の鳥海山に向かうように山中に入ることしばし、人里に出たりまた山中に入ったりしながら来ると「鳥海荘」と「温泉保養館あっぽ」が一緒にあるよ、みたいな看板を掲げる、この施設にたどり着いたのです。中に入り館内表示を見たら、なんと4つの施設の集合体だったんですね~。

 4月の鳥海山は、まだ全体が雪の残る白い三角山で、バックの白雲に溶け込むようにたたずんでおります。ここの施設は鳥海山のだいたい北東にある感じでして、おそらくこちらの北側だけに雪が残っているものと‥。またこちらの方角からみる鳥海山は、なんだかデコボコ感がありまするな~。
 中に入り受付を済ませ、同階奥の浴場へ向かいます。案内図には「あっぽ」と「ぶなの実」の2つの浴場があるみたいに書いてありますが「ぶなの実」の方は貸切風呂なので、実質1つだと思った方がよいでしょう。

 さて、浴場にはサウナ、水風呂、ジャグジー風呂、寝湯、そしてメインの内風呂があり、何だかとっても賑やかなのです。して、その外には贅沢なゆったり間隔で露天風呂が2つ設けられ、その塀の向こうには鳥海山がデーン‥。で、冬期の露天風呂は雪の影響で、手前の屋根付のみしか使えないそうなので、そのための広さなのだと。

 お湯に浸かってみますと、それは薄い褐色を呈しており、焦げビニール系アブラ臭を漂わせ、肌をこするとヌルヌルする、温泉らしい温泉なのです。湯温は、露天風呂はちょっとぬるく、内湯は満足する熱さ。で、どちらも掛け流しの気持ちの良いお湯でございます。まあ、分析表の炭酸水素とpHの数値からすれば、とってもヌルヌルする筈なんですが、加水があるため、それほどでもない肌触りになっているようですね~。

 帰り道、骨折の予後が悪くて長いこと痛みに苦しむ、連れのMG氏が「ジェットバスの勢いがすごくて、すこぶる気持ち良かった~」と申しておりましたのよ。

泉質:ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉 高張性弱アルカリ性温泉 源泉:猿倉温泉2号井・3号井混合泉 42.4℃ pH8.7

ナトリウム 1238, 塩素 951, 炭酸水素 1618(平成26年分析) 加水・加温・消毒・循環濾過

猿倉温泉・鳥海荘 - 内湯1猿倉温泉・鳥海荘 - ジャグジー風呂
猿倉温泉・鳥海荘 - 内湯2猿倉温泉・鳥海荘 - 露天風呂
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