東北な温泉
温泉突進レポート

さんない温泉

(青森市)


〒038-0031 青森県青森市三内字沢部306-1 TEL.017-766-0185

入浴 390円
入浴、休憩(広間無料)
男女別(内湯1)
シャンプー・セッケンなし

 7月、青森市郊外、三内丸山遺跡のそばにある名湯「さんない温泉」にやって来ました。で、なにげに「山内ヘルスセンター」だと聞いて適当に来てみると、ポンコツのカーナビが役に立たず、全然たどり着けませんでしてね~。して、やっと見つけたそれらしい所の入口にも、何の表示もなく。

 いや、たぶんココだろう、とちょっと腰を引きつつ侵入してみれば、そこはだだっ広い敷地になっており、奥のロータリーの木陰の先まで来て、やっと「さんない温泉」の表示を見つけまして。しか~も、微妙に名称も違っております。
 中に入り券売機システムにて受付を済ませると、はい、ご察しの通り、館内は年季の入った景色。あれ、待合室には政府の閣僚応接室みたいな椅子が‥、何故だ、何故なんだ!

 浴室のドアを開けて中へ。と、そこにはショックを受けるほどの凄まじい光景が~! 一瞬「うぉー」と発し、立ち止まってしまいましてね~。そしてまた、その白濁した硫黄泉のすごいこと~。して、お風呂の中程の壁の上からドドドーッと注がれたお湯は、そのとっても大きな湯船からザワザワ~とオーバーフローして行きます。で、そのお湯の流れる床におとうさんが寝ており、お昼寝中ざますのよ。んと、お風呂の反対、壁側に洗い場がずら~っと並ぶ光景もお見事ですね~。

 そのカマボコドームの中間を男女に仕切った形の浴場は、水音がバシャバシャ響き、またその仕切りにはコケのようなカビのような物が、しつこくひっついていて。また、湯船には硫黄がこびりつき、まるで白ペンキを塗ったかのように真っ白で。んー、この景色だけでも、凄まじや~。

 で、お湯に浸かってみると、まずは底に溜まった硫黄の固まりのジャリジャリで足が痛く、また濃い硫黄のガスが鼻を襲い、おや、でも肌触りは中性の感じなんですね~。こんな所(青森市街の端っこ)に濃い硫黄泉、そしてこのデカ風呂。ここは何かのパワースポットなんじゃないですか~。んー、毎日この硫黄泉に浸かるおとうさんたち、お身体の方は大丈夫なのでしょうか。

p.s.
 久しぶりに強力硫黄泉に浸かったので書いておきますが、2~3日は身体から硫黄臭が消えなくて。自分じゃ気が付かなくなったころ、床屋さんで髪を切っていて「温泉に行ってきたんですか?」と聞かれたり。

泉質:含硫黄-ナトリウム-塩化物泉 高張性弱アルカリ性高温泉 源泉:山内ヘルスセンター温泉 46.8℃ pH7.5

ナトリウム 4078, カリウム 178, マグネシウム 123, カルシウム 189, 硫化水素 16.3, チオ硫酸 1.7, 塩素 7359, メタケイ酸 111, 遊離硫化水素 5.7(分析日:平成22年)



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©東北な温泉1407 , 17rw , Update:2024/09/17