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旅館入舟


旅館入舟

(飯坂温泉)
旅館入舟 - 施設の外観旅館入舟 - 客室内 〒960-0211 福島県福島市飯坂町湯野愛宕前2 TEL.024-542-3284

入浴だけはなし
宿泊のみ(たぶん)
男女別(内湯1)一つを貸切使用
シャンプー・セッケンあり

 1月、飯坂温泉の隠れ家で、建物は古いが料金が安くて食事もおいしいと評判の「旅館入舟」にやって来ました。ここは飯坂温泉の住宅街、共同浴場「仙気の湯」の隣に何気なくある、いちおう鉄筋コンクリートの建物と、隣の古い木造家屋からなる施設なのです。何しろ安すぎる宿泊料金なもので、外からも中からもどこからも、まじまじと眺めてしまいますな~。受付を済ませて通された部屋は、奥の離れ、木造家屋の方でございました。
(なんと食事付き宿泊5,925円)
 部屋に荷物を転がし、さっそく浴場に向かってみますと、浴場は男女別に1つずつあるにはあるのですが、なんか男湯の方だけを貸切り運用にして使っているようなのです。

 お風呂は三角っぽい四辺形で、真ん中の底から湯面上に飛び出た円柱から熱いお湯がボコボコと、小さな間欠泉のように噴き出しておりまして。んで、その脇に古い竹筒が渡されてあり、それで噴き出したお湯を湯船の外に流し、温度調節ができるようになっているのです。んー、超アナログというか、ローテクというか。

 お湯は無色透明で匂いの無いサッパリ系の飯坂温泉で、肌触りはツルツルするアルカリ性のものです。投入湯量と湯船の大きさのバランスが良く、すこぶる鮮度の良いお湯になっております。その竹筒も楽しいし、私は結構好きだす~。

 時間が来て(不安な旅人のもとに)運ばれてきた夕食。それは値段からすると、かなりふんぱつしてあり、豚のみぞれ鍋、刺身、天ぷらが特においしく、旅館の料理として申し分のないものでございます。その上、量も多くて、満腹。イカの塩辛もたまりませ~ん。

 えーと、建物はかなり古くて(直したい所も)そのままですが、ちゃんと掃除はしてあり、生花が生けてあったりでなかなか。あと、朝食には本物のヤクルト(他ではヤクルトモドキが多い)が付いていたり、ビールが安かったり。また暖房はエアコンと石油ファンヒーター付きで、暖かく過ごせましてね~。今日は運良くトイレ(ドア閉まらず)付きの部屋、どうもすみません。世の中には、まだこんな宿があったんですね~。

 ‥おそらく格安の部屋は木造建物にある3つで、そのうち1つはトイレ付き(今回の部屋)なんだと思います。

泉質:単純温泉 低張性アルカリ性高温泉 源泉:飯坂温泉 湯野分湯槽 60.0℃ pH8.6

ナトリウム 211, 塩素 102, 硫酸 328 (平成17年2月分析)

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