東北な温泉
温泉突進レポート

弘法不動の湯

(鏡石町)


〒969-0401 福島県岩瀬郡鏡石町字岡の内418 TEL.0248-62-1770

入浴 500円
入浴、休憩(小さな広間)
男女別(内湯1)
セッケンあり


※2023.01末・閉業へ→その後、継続することになったよう。

 5月、須賀川市の隣り、鏡石町の国道4号線近くの裏手にある日帰り温泉「弘法不動の湯」にやって参りました。と、そこはこぢんまりとした平屋建ての施設で、中に入ってすぐの靴置き場には飲泉所が設けられており、入館時には老夫婦、帰りにはここのオバさんがペットボトルに瓶詰しているところ。分析表をみたところ、軟水の微炭酸水かと。

 んー、駐車場の脇には弘法様のお参り所みたいな社もありましてね~。そうそう、道中は「野にも、山にも、田んぼにも、若葉が茂る~♪」でございまして、どこまで行っても薄い緑色の地球を堪能させてもらいました。
 受付を済ませ、奥の浴場へ入りましたら、その湯船には二人のお爺ちゃんが入浴しており、それが、長方形の湯船の両端の奥に足を組んで左右対称に寝そべりながら(どうも浴槽内に木製の椅子があるみたい)、こちらを見ているのです。その姿がまるで狛犬のようでございまして、写真を撮れないのが無念。

 それからシャワーで体を流した後、ドボンとお湯に浸かってみましたら、片方の狛犬お爺ちゃんがボソリと「ぬるいバイ? 長く入ればあったまるがら~」と、おっしゃいます。その後にも何か一言発しましたが、何と言ったのか分からず、生返事を返しますと、オジイさんはまたご自身の鼻歌ワールドへと帰ってしまいまして。

 え~と、お湯は少し茶褐色に色付き、クレゾール系のアブラ臭が少しあり、肌をこするとヌルンヌルンの強いアルカリ性の温泉です。お爺ちゃんの言う通り、しばらく浸かっておりましたら、だんだんと汗が出て来るようになりまして。まあ、ぬるいので浴感はそれほどありませんが、ちゃんと体の方はあったまったみたいでございました。あ、忘れちゃいけませぬ、ちゃんと掛け流しになっておりましたよ~。

泉質:単純温泉 低張性アルカリ性温泉 源泉:弘法不動の湯 38.2℃ pH8.7 366L/min 動力揚湯

ナトリウム 127, 炭酸水素 194, メタケイ酸 117(平成21年分析)加温・消毒



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©東北な温泉1705 , Update:2024/09/17