東北な温泉
温泉突進レポート

野地温泉ホテル

(土湯峠)


〒960-2157 福島県福島市土湯温泉町字野地 TEL.0242-64-3031

入浴 800円
入浴、休憩(広間無料)、食事、宿泊
浴場5箇所、露天風呂合わせて7つの湯船+サウナ
時間帯で男女入替え
シャンプー・セッケンあり

 11月、土湯峠の大御所「野地温泉ホテル」へ、ついにやって来ました。来るのを先へ延ばしに延ばしていた理由は、たぶん料金が高かったからだと思います。

 と、土湯峠はいつ来ても天気が悪いことが多く、案の定、晩秋の今日も曇り時々小雨の、重々しい空気が漂っておりまして。で、今日のような日はお客さんが少ないだろうと高をくくった午後の2時過ぎ、おや~、宿泊や日帰りのお客さんで大変賑わっておりますぞ~。

 最初、会津側から来てみると、道の途中からは冬季閉鎖で突進できず、引き返してぐるっと回り、福島市側から来る事になり。と、ホテルの前は土湯峠では珍しく眺望が開けており、そこからは福島市内が見渡せるようになっておりましてね~。いや、なんとも素晴らしき景色。脇にそびえる写真の山は、たぶん鬼面山です。
 さて「え、そんなに~」とも思える、5つほどもある浴場は、時間帯で男女入替えになっており、館内をそぞろ歩くお客さんの多さと、入浴時間うんぬんに惑わされながらで気ぜわしくて。なもんで、落ち着きを忘れ、浮き足立ちながらの湯浴みとなりましてね~。

 して、流されるまま館内を歩き、ふと気が付いたときに目の前にあった男湯(天狗の湯:写真上2つ)に突撃していた次第。で、そこではお爺ちゃん達がガヤガヤ語り合いながらの入浴中で、細長い内湯と、外に八角形の木枠の露天風呂がしつらられてあります。

 そのお風呂は内湯と露天風呂が繋がっており、どちらにも一筋のお湯が注がれ、ほのかに青白く濁った硫黄泉が掛け流されており。また、湯船では白い湯ノ花が舞い、肌を擦るとくっ付くように感じ。で、湯上り後は手がツルツルになり、またカサつき、クリームを塗りたい手肌になりますね~。

 まあ、硫黄臭はほどほどで、湯上り後の匂いもさほど付かず。分析表を見ると、水道水よりもきれいな軟水に、硫化水素が融けているピュアな硫黄泉なのです。これはよそには無い、案外珍しい温泉なのかも~。んー、お風呂の数も多いし、長逗留してみたい宿ですね、ここは~。

泉質:硫黄泉(硫化水素型) 低張性中性高温泉 源泉:野地温泉 60.3℃ pH6.2 318L/M 掘削自噴

ナトリウム 3, 塩素 1, 遊離硫化水素 9.5(平成18年分析) 温度管理のため加水あり




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©東北な温泉0911 , 18rw , Update:2024/09/17