東北な温泉
温泉突進レポート

幕川温泉・吉倉屋旅館

(土湯峠)
〒960-2157 福島県福島市土湯温泉町鷲倉山1-10 TEL.0242-64-3617

入浴 500円
入浴、宿泊
冬期休業
男女別(内湯1、露天風呂1)、女性露天風呂1
(内湯に)シャンプー・セッケンあり

標高:約1300m

 8月、吾妻連峰を越えようとする峠付近、その土湯峠温泉の最奥部に2軒ある幕川温泉のうち、今日は「吉倉屋旅館」にやって来ました。

 と、土湯峠側の磐梯吾妻スカイライン入口そばから、そのスカイラインとは違う細い脇道に入ってクネクネとしばし。そして、くたびれた頃、最初に水戸屋旅館が正面に見え、更に進むと、すぐ隣にこの「吉倉屋旅館」があることが分かり、なんとなくこちらへ。んにゃ~、画像や言葉では伝えられるはずもない、本当の秘湯、ここにありです~。
 で、普通に受付を済ませると「左が内湯、右が露天風呂」との案内があり、なんだか必然のように右の露天風呂に向います。

 と、たどり着いたのは、戸が開け放たれ、廊下からは暖簾だけで仕切られた脱衣所。して、見ると脱衣所の外の一段下がった所に、岩で囲まれた露天風呂が設けられており、それは透明なお湯の底に大量の白い湯ノ花が沈殿する、不気味なくらい青白く光るお風呂なんでございます。

 それから服を脱ぎ、お風呂へ下りてお湯に浸かろうとしてみれば、これが熱くて熱くてたまらず、百戦錬磨で鍛えられた筈の我が右足さえ浸かれないのです。で「さあ、どうぞ」とばかりに置いてある水道のホースから水砲を飛ばしてはみたものの、この大きな湯船を冷ますのは容易なことではありませぬ~。画像だと湯船が小さく見えるのですが、けしてそんなことはなく。

 最初、遠慮がちに投入していた水道水を、ケツをまくって全開にして待つこと十数分、やっと何とか浸かれるようになり、出たり入ったり、かき混ぜたり眺めたり。

 さて、お湯は気泡のせいかヌルヌルする肌触りで、もちろん硫黄の匂いがプンプンする、湯量豊富な鮮度バツグンなもの。いやこれが、熱くて長く浸かっていられないせいか、お湯と格闘した思いだけが残り、満足した気分になれなくて。

 あ、最後にハチが出てきまして~。

泉質:単純硫黄温泉 低張性弱酸性高温泉 源泉:幕川5号泉 44.9℃ pH5.9 56L/min掘削自噴

硫化水素 0.7, 遊離硫化水素 10.1 (平成21年分析)


※内湯は単純泉のもよう。


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©東北な温泉1108 , 19rw , Update:2024/09/17