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源泉亭湯口屋


源泉亭湯口屋

(岩瀬湯本温泉)
源泉亭 湯口屋旅館 - 岩瀬湯本温泉源泉亭 湯口屋旅館 - 施設の外観
源泉亭 湯口屋旅館 - 施設のエントランス源泉亭 湯口屋旅館 - 館内・黒光りする板張りの階段
〒962-0621 福島県岩瀬郡天栄村大字湯本字居平14 TEL.0248-84-2001

入浴 500円
入浴、宿泊
男女別(内湯1)
シャンプー・セッケンあり

 10月、福島県は南会津の山々の間に、静かな人里と共にある岩瀬湯本温泉へ。その小さな温泉集落の奥に名主的に御座そうろう「源泉亭 湯口屋旅館」に突進してみることに致しました。と、湯口屋旅館の辺りはキチキチに建物が詰まっていて駐車場がなく、山側の集落入り口付近に湯口屋旅館専用の駐車場を見つけ、そこに車を止めて歩いてまいります。

 すると、なぬ~、宿の前には共同浴場なるものがござるではないですか~。掲示を見たら、住民以外はダメということで、やっぱり湯口屋さんへ。
 さて、国の登録文化財にもなっている、白壁に茅葺屋根(今はその上にカバーをかけているみたい)の超レトロな建物は、ほほー、なんともいえない高級感を漂わせておりまするぞ~。で、玄関を入って、正面の黒光りする板張りの階段を上がったところに和洋折衷ロビーみたいなスペースがあり、そこからは今にもド偉いお方が出てきそうで‥。

 もとい、我に返って階段の中断あたりから何度か声をかけると、やっと若旦那さんらしき人が出て参りまして、入湯OKと。んで、案内された浴場は、意表をついてすぐ玄関脇にあるもの。して、その通路みたいな脱衣所で服を脱ぎ、引き戸を開ければ、そこは一段下がった浴室で、大理石造りの四角い湯船に、お湯がとうとうと、というか案外チョロチョロ程に注がれ、掛け流されておりました。

 浸かってみると、お湯はちょっと白く濁り、微かな温泉の匂いと鉄の匂いがし、肌をこするとカルシウムのせいなのかピタッとくっつく感触に‥。う~ん、程よい湯温で、温泉らしいにごり湯、なかなかいい感じです。

 それからしばらく、ぼーっとお湯に浸かっておりましたら、隣にひっ付くように建てられた共同浴場の方から、地元の方々の話し声なんかも、遠くの賑わい的に、時折聞こえてきておりましてな~。なんですな~、山中の集落、憩いの場、お湯ばた会議~。

泉質:ナトリウム・カルシウム-塩化物泉 低張性中性高温泉 源泉:湯本温泉 49.2℃ pH6.8 69L/min 自然湧出(以上は宿のHPにて)

カリウム 179, ナトリウム 507, カルシウム 215, 塩素 969, 硫酸 202, 炭酸水素 341, メタケイ酸 122(昭和39年分析)‥最新の分析表が見たいもの

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