東北な温泉
温泉突進レポート

不動湯温泉 百万石

(矢巾町)


〒028-3627 岩手県紫波郡矢巾町和味第2地割106-5 TEL.019-697-1888

入浴 500円
入浴、休憩(1階・2階に無料休憩室)
男女別(内湯1)
シャンプー・セッケンあり


※2019/10 デイサービスセンターに変身し、日帰り温泉は閉鎖したもようです。

 3月、平らかな北上盆地のどこまでも続く田んぼとリンゴ園の中を行くと、西の外れの山岳地帯に入ってすぐにある地元民の憩いの館「不動湯温泉 百万石」にやって来ました。と、そこには大きなため池が隣りにあり、それが何だか風情を醸し出してもいるのです。そしてやっぱりありがたい温泉とあって、お客さんがたくさん来ているようでございますね~。

 この時季のリンゴ園は、小枝を落とした幹だけが特に目立ち、何か異様な感じさえ覚えるのです。特に午後に西へ向かったら、逆光で黒い陰だけの光景となり、ますます。
 券売機にて券を求め、オバチャマ・システムにより受付を済ませ、脇の浴場へ。と、受付前フロア休憩所に続いて、奥には座敷の広間もありますね。‥後で知ったところによると、2Fにも広間があるみたい。

 して、脇の暖簾をくぐると、すぐに浴場となっており、そこには程々の広さの脱衣所に、お客さんが2人ほど、服を脱いだり着たりしているところに、もうひとり追加で3人になり混雑状態。で、さっさと服をカゴに放り込み浴室に入りましたら、そこには丸いお風呂が真ん中にデーンと。

 ほほう、なかなか良い造作のお風呂じゃございませぬか~。ふにゃ、浴室の床には黒っぽい石が散りばめられており、濡れたお湯の性質も手伝って、ヌルッと滑ってスッテンコロリンとあやうく。

 と、お湯は程よい湯量で注がれ、掛け流されております。浸かってみると、無色透明で匂いもなく(タイルのせいで緑っぽくも見える)、肌をこするとヌルヌルする、炭酸水素を含むアルカリ性の温泉です。ふと脱力して、窓から前述のため池などを眺めながら浸かれば、とても気分ようございました。

 えーとまあ、こちらは加熱しながらも掛け流しにしてくれている、ありがたいお風呂。大事にして守って行きたい温泉ですね~。

泉質:単純温泉 低張性弱アルカリ性温泉 源泉:不動湯温泉 百万石 35.5℃ pH8.2

ナトリウム 98, 塩素 7, 炭酸水素 245, メタケイ酸 139, ラドン 3.56Ci(平成25年分析)、これが超軟水でして‥



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©東北な温泉1803 , Update:2024/09/17