東北な温泉
温泉突進レポート

いつくし園

(厳美渓温泉)


〒021-0101 岩手県一関市厳美町南滝の上15 TEL.0191-29-2101

入浴 700円
入浴、宿泊
男女別(内湯1、露天1、サウナ1)
シャンプー・セッケンあり

※2022年、露天風呂追加

 3月、厳美渓の奥(上流)へ少し行くとある観光&シティーホテル「いつくし園」へとやって参りました。わたくし事ですが以前知人の結婚式で来たことがあり、ちょっとだけ懐かしい感じが致しまして。こちらの温泉の日帰り入浴は、やっていたり・やっていなかったり・電話確認必要とかだったり(おそらく結婚式の都合)で、日帰り旅人の戦意を喪失させていたものですが、今回HPを見たら普通に営業時間などが表記されてあり、やっと突進する気になったのです。

 ‥一関の街からの道路が整備されていて、近くもなって、え、こんなに近かったっけ!と。
 さて、意外と敷居も低く「どうぞどうぞ」という感じで受付を済ませて奥の浴場へ向かいますと、そこはB1ぐらいの配置になっており、浴室は案外大きく、窓側にあるお風呂も広々としています。そして(戸がなかなか開かなくて、空ける時に痛くしないでね~の)窓の外には、小さなヒノキの露天風呂も設けられておりましたですよ。‥今は冬囲いして、内湯的にも。

 お湯は無色透明で、ほとんど匂いはないものの、よくよく嗅いでみると、ほんのかすにクレゾール系アブラ臭と温泉の匂いがするような感じ。内湯は炭酸水素を多く含む反応により肌触りがヌルヌルとし、露天風呂は湯船がヌルンヌルンで、お湯の方は高温で炭酸ガスがぬけてしまったのか普通の中性の肌触りになっておりました。でも露天風呂の方は、熱い湯でよろし。

 それから、人が浸かるとお湯が多く投入されオーバーフローするような仕組みなのか、人が入ればサワッとお湯があふれ出し、誰も居ないといつまでも水面が低いまま、という具合いなのです。あ、内湯に浸かると別の場所(しかも高い位置)にある露天風呂までオーバーフローしていたので、人が浸かった分だけオーバーフローしたものではないようなんですね。まあでも浸かると掛け流し的なお風呂になり、ほどほどにようございましたよ。

 湯上り後、手がスベスベで少しシットリ感あり。翌日お風呂に入ろうとしたら、おへそがキレイになっていてオドロキ。特段洗ったわけでもなかったんですけどね。この辺では貴重な炭酸水素のお湯。いつでもオープンにしてお客さんを受け入れてくださいまし。

泉質:ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉 低張性弱アルカリ性温泉 源泉:厳美渓温泉(滝の湯第二号) 31.7℃ pH7.8

ナトリウム 375, 塩素 410, 炭酸水素 408, メタケイ酸 112, ラドン 1.90CI (平成23年分析)
※「加水なし」を源泉100%と表記しているところ、岩手の他の温泉でも見かけました。‥循環加熱・塩素消毒などがあってもの話。



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©東北な温泉1603 , Update:2024/10/03