東北な温泉
温泉突進レポート

祭畤温泉かみくら

(一関市)


〒021-0101 岩手県一関市厳美町祭畤32 TEL.0191-39-2877

入浴 600円
入浴、休憩、食事、宿泊
男女別(内湯1、露天1)
シャンプー・セッケンあり

シャワートイレ(宿泊部)

 10月、一関市街から西へ。未だ地震(2008年岩手・宮城内陸地震)の爪痕が残る国道342号線を須川岳(栗駒山)方面へ仮設道路などを進み、案外奥の方にある「祭畤温泉(まつるべおんせん)かみくら」にやって参りました。

 宿は地震後に改装した本館と、新しく建てた新館とからなり、どちらも木の香りが漂う、なかなか雰囲気のある建築物です。で、導入路から見ると一軒しか見えませんが、奥にも建物が続く、結構大きな施設なんですのよ。
(宿泊)
 奥側の本館で受付を済ませ、部屋で荷物を下ろし、とりあえず浴場へ。

 そこは廊下でつながる別棟の新館にあり、木材をふんだんに使ったキレイな浴場です。浴室には石造りの内湯と、窓の外に露天風呂があり、どちらも無色透明で匂いの無い、キレイなお湯が満たされております。

 えーと、内湯はサヤサヤとお湯がオーバーフローし、露天風呂はドバドバと注がれたお湯が、どこかへ消えて行くみたい。まあどっちも掛け流しということで。あとは、露天風呂に注がれる2本のお湯のうち、片方が温泉の匂いがしており、なかなか良い感じに。して、お湯は気泡が多いのか、ちょっとツルッとする弱アルカリ性くらいの肌触りになっておりますね~。

 わけあって久しぶりになってしまった温泉巡り。やっぱり温泉はいいな~と、つくづく思いますね。

泉質:ナトリウム・カルシウム-硫酸塩泉 低張性アルカリ性高温泉 源泉:祭りの湯 42.2℃ pH8.7

ラドン 6.75Ci, ナトリウム 335, マグネシウム 162, 硫酸 941 (平成19年分析)☆温泉の成分が年々変っているようで、今はこの分析と違うのかも~。



 夕食は通常メニューに前沢牛ステーキを追加したものを頼んでしまって、量がかなり多く、食べきれないほどでした。殆どの料理はおいしいですが、特に岩魚の塩焼きが絶品なんですよ。前沢牛は、相棒の肉食ザウルスによれば「モー、やわらかくて美味しい」だそうです。朝食には釜焚きのご飯が、お釜と一緒に出されるのが特筆すべきところ。

 宿の全般的な印象は、一流なところと、おおらかなところが共存する、そんな宿に感じました。中居さんがアジア系外国人と思われるところも印象的ですね。帰るときに自家焙煎のコーヒー豆と「これから猊鼻渓に行く」と話したら、舟下り割引券(1割)を下さいましたよ。


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©東北な温泉0910 , 17rw , Update:2024/09/17