東北な温泉
温泉突進レポート

旅館 源兵衛

(遠刈田温泉)


〒989-0912 宮城県刈田郡蔵王町遠刈田温泉仲町5-1 TEL.0224-34-2124

入浴 700円
入浴、宿泊
男女別(内湯1)、露天風呂1(男女時間で入替)、貸切風呂1
シャンプー・セッケンあり

 5月、遠刈田温泉の中心部「え、こんな所にもクランク状の道?」と思ってしまうカギ型道の突き当りにある宿「旅館 源兵衛」にやって来ました。と、クランク状の道(軍事上の方策)は、この上に伊達政宗が逗留したといわれる青根温泉があるからなんですかね~。

 えーと、ここは以前来た時には日帰り温泉はやっておりませんでしたが、今回は日帰り営業しており、やっとです。うぉ、ロータリー式のお庭がちょっと優雅。

 道中、遠刈田温泉に近づくにつれ、蔵王連峰の山々が見えてくると、その山肌にはまだら模様に雪が残り、その遠い風景がなんとも、すがすがしゅうございました。
 館内に入り、普通に受付を済ませ、奥の浴場へ。と、受付の奥は中庭になっており、それをコの字型に囲む建物は、奥へ奥へと続く平屋建ての屋舎。

 して、浴場はやっぱり奥の奥、脇の蔵王山へ上る道路に面しており、案外車がビュンビュンと。で、中に入り、浴室をのぞけば、ほほう、なかなかようござんす。で、そこには窓際に細長い大きな湯船が横たわっており、それは薄い黄緑色のお湯をたたえ「さあ、どうぞ」とばかりに。

 脱衣後、飛び込んでみれば‥、いやこれが、熱くて飛び込めず、脇の温度計を見たら43℃。と、辺りを見渡しても水道の蛇口がなく、しゃーないと何度も掛け湯して、注ぎ口から遠い所にそろりと浸かり、なんとか。それから少し経つと、あ~、いい湯だ~、とね~。

 お湯は、一浴目は気泡のせいでヌルッとしますが、二浴目ではキシッとする、カルシウムがほどほど多い、中性のお湯。匂いをかぐと、温泉の匂いと粘土系の匂いが混じったような、悪くはない香り。まあでも、注ぎ口では鉄の匂いも少しありますけどね~。あとは、言わずもがなの掛け流しの湯。蛇口などが無いところをみると、湯量で温度調整しているんですかね~。

 今日は5月末といえども夏の陽気。浴室の窓を全開にしながらも、玉のような汗をかきつつ格闘いたしまして。風呂上り後もなかなか汗が引かずでして。

 帰り、女湯に入った相棒のMG氏の話を聞くと、なんだかぬるくて~と。そして当たり前のように露天風呂の話をしだし。え、ほんなの、あったんけ? 見落としてしまったようで、ショックで、ショックで。が、家に帰って確認したところ、露天風呂は一つで、男女入れ替えなんでございましたのです。

泉質:ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉 低張性中性高温泉 源泉:遠刈田7号泉 68.7℃ pH7.0

ナトリウム 389, カルシウム 276, 塩素 234, 硫酸 876, 炭酸水素 342, 遊離二酸化炭素 186(分析:平成20年)



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©東北な温泉1805 , Update:2024/09/17