東北な温泉

鳴子旅館


鳴子旅館

(鳴子温泉)
鳴子旅館 - 施設の外観鳴子旅館 - 施設のエントランス
〒989-6821 宮城県大崎市鳴子温泉字車湯54-11 TEL.0229-83-3820

入浴 500円
入浴、宿泊
男女別(内湯1)
シャンプー・セッケンあり

 11月、幹線国道47号線から温泉街に入った鳴子温泉の入り口付近、鳴子の老舗旅館ふうな名称の宿「鳴子旅館」にやって参りました。そこは鳴子では稀な平地で、その建物脇の小路から奥の崖下駐車場へ車を入れ、宿へと突進致します。んー、まあ年代を感じる建物でございまするぞ~。

 して、ここへ来る前、2軒ほどの温泉宿へ突撃するも「今日はやってません」と断られ(とは言っても張り紙ですけど)、無駄骨三昧でやっとこちらへたどり着きましてね~。まあ今日の月曜日はお湯の入れ替えとか、そういうことが多いのでしょう。んと、ちゃんとオフィシャルHPで確認してから行ったんですけどね~。
 さて、ピアノが置かれたそんなに広くはないロビーにて、旦那さんシステムで受付を済ませ、同階奥の浴場へ向かいます。と、ぜったい誰もいないと思ったところが、2人もの先客(湯治客)がいらっしゃり、唖然としつつも、こんにちは~。んー、なんだか人気がある宿のようでございまするな~。

 して、浴室は案外狭い感じで、室内の半分を三角っぽい湯船が専有し、そこへ注がれるお湯がバシャバシャと湯音を響かせ、造りは古いですが活き活きと‥。お湯は無色透明で、ビニールが焦げる匂いのアブラ臭があり、肌をやさしくこするとスベスベし、強くこすると引っ付く、濃い炭酸水素の温泉です。まあ、湯量豊富に掛け流されてもおりますし、とっても気持ちようござんす。‥あ、オーバーフローに見えないかも知れませんが、隅の切込みからちゃんと。

 この古い浴室、白く析出物がこびり付いた湯舟、冬の冷たい空気のせいかミスト状に舞う水蒸気、ほんと鳴子の湯治場に来た感ありですな~。いや~、湯上り後も強力なアブラ臭がなかなかぬけなくて‥。あ、そうそう、女湯の方も次々にお客さんがいらっしゃり、なかなか一人にはなれないくらいだったと‥。

泉質:ナトリウム-炭酸水素塩泉 低張性中性高温泉 源泉:黄金荘源泉 70.6℃ pH7.4

ナトリウム 543, 炭酸水素 1634, メタケイ酸 253, 遊離二酸化炭素 115(分析:平成20年)


※いちおう、今日の段階では宮城で一番の炭酸水素塩泉。
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