東北な温泉
温泉突進レポート

カルデラ温泉館

(肘折・黄金温泉)

〒996-0301 山形県最上郡大蔵村大字南山2127-79 TEL.0233-76-2622

入浴 500円
入浴、休憩(別途料金)、食事
男女別(内湯1)、露天風呂1:男女で時間交代
シャンプー・セッケンあり

 9月、肘折温泉街の脇を流れる銅山川を渡り、そこへ注ぐ支流の一つを少々上った所にある日帰り温泉「カルデラ温泉館」にやって来ました。おや、なんだかシャレたようなヘンテコなデザインの、木造りの建築物でありますぞ~。そしてお客さんが結構訪れていて、賑わっておりますな~。ここは珍しい二酸化炭素泉があることで、ツウの間では有名なんですのよ。
 受付を済ませ、長い廊下を突進。と、浴場入口にお目当ての二酸化炭素泉の飲泉所があり「お、そうかそうか」と備え付けのヒシャクで汲んで飲んでみると、うにゃ、思いっきりニガイような、苦しいような、で思わず誰もが顔をしかめてしまうのです。こんなに珍しい魔法の水なんですが、なんだか嫌われてしまっているのが残念ですね~。んー、その他の鉱物系の味なんでしょうね~、この雑味は。

 さて、露天風呂は離れのようになっているので、スリッパで外に出て少し歩きます。すると、石の塀で囲まれたトーチカ(防御陣地)ふうの浴場があり、はじめは「いったいこりゃ、なんなのだ~」と。まあよかろうと脱衣し、お湯に浸かってみると、それが少し温度が低いよう。で、ぬるい露天風呂はよろしくないと、内湯浴場に駆け込みましたのです。

 して内湯浴場の隅には二酸化炭素泉の部分浴があり、それに手を浸していると、泡が少し付き始めたころには手が冷たくなって、とてもジッとしてはいられないのです。すぐ手を引っ込め、内湯にドボン。ちなみに、冷たい二酸化炭素泉の泡の様子は、炭酸水素のものよりも少し大きいように思えたんですけど、実際はどうなんでしょう?

 もとい、で本体の内湯は、濃い緑色に濁り、スベスベする肌触りを呈し、こちらも露天風呂ほどではないですが、ちょっとぬるい感じが致しました。‥もしかして、今は夏仕様なのでしょうかね~。

 入浴後、軽食コーナーで玉コンニャクを食べましたところ、これが味が染み込んでいて旨いんです。そしてまたカラシを付けると、もっとおいしく。玉コンニャク100円:凄く旨い、あんこもち500円:普通、ラーメン550円:普通、‥あしからず。

泉質:ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉 低張性中性高温泉 源泉:組合5号源泉 59.0℃ pH7.0

ナトリウム 469, 塩素 449, 硫酸 118, 炭酸水素 887, メタケイ酸 163, 遊離二酸化炭素 1541(湯船では温度が高くて気泡が抜けてしまうため二酸化炭素泉としていないのでしょうか?)


※おそらく、文中の「二酸化炭素泉」は別の源泉だと思われ。


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©東北な温泉0309 , 18rw , Update:2024/09/17