東北な温泉
温泉突進レポート

板垣旅館

(川渡温泉)
〒989-6711 宮城県大崎市鳴子温泉川渡64 TEL.0229-84-7225

入浴 500円
入浴、宿泊、湯治
男女別(内湯1)貸切1
シャンプー・セッケンあり

 12月、川渡温泉の片隅にひっそりと建つ小さな宿「板垣旅館」にやって来ました。と、そこは予想外な民家的なたたずまい。で、中に入り入浴をお願いすると「髪は洗いますか?」と大女将さんが尋ねてきましたので「洗わないですぅ」と答え「250円です」との請求を。まあ、湯めぐり手形の案内には400円と書いてあったので、ちょっと嬉しくなってしまいまして。それにしても安~いです。

 今日の鳴子はとても寒く、ツララがおもいっきり垂れ下がっておりましてね~。あ~、雪も降ってきましたぞ~。
 それから奥の廊下の先、別館にある浴場へ。と、その別館のエントランスには休憩用にか応接セットが置かれてあり、その片隅にあるノレンをくぐり入場。

 して、脱衣所に入るともう、プーンと硫黄の匂いがしてきまして、たまらず浴室をのぞくと、そこにはキレイなエメラルドグリーンのお湯が、小さめの湯船になみなみとたたえられていたのです。で、脱衣後、突進。

 うほー、なかなか強烈な景色。湯船の中には一見ゴミのようなものが沢山浮かんでおり、よく見るとそれは黒い湯ノ花と、白い湯ノ花の混合物。まだ経験が少ないですが、こんな温泉は初めて。浸かってみたらとても滑らかな肌触りで「あ~、いい湯だ」のセリフが、心の中に、ついて出てきた次第でしてね~。

 窓の外には雪景色、私一人だけの温泉。これで250円は凄い、凄すぎる。鳴子・川渡温泉はあなどれましぇーん! ‥あ、そうそう、このシチュエーション、とっても寂しそうに感じるかも知れませぬが、隣りの浴室から賑やかな声が聞こえてきたりして、案外寂しくございませんのよ~。

泉質:含硫黄・ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩・硫酸塩泉
低張性アルカリ性高温泉 源泉:神の湯 47.5℃ pH8.1

ナトリウム 189, 硫化水素 5.8, 硫酸 173, 炭酸水素 457, メタケイ酸 150(分析:平成7年)


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©東北な温泉0212 , 18rw , Update:2024/09/17