4月、津軽平野のリンゴ畑の中を、岩木山を眺めながらのんびり行くと、板柳駅のすぐそばにある浴場、「板柳温泉」に何だかたどり着きました。なんでも元女学校の建物を温泉施設として利用しているんだとか。なるほど、それらしいを趣きをまだ残している姿ですな~。玄関の中、真ん中に(銭湯のような)番台があり、そこでおじさんに料金を払って入りま~す。
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中には広い脱衣所。そこでは服を籠に入れて、床のそこらじゅうに適当に置いておくという、おおらかで自由なシステムです。
ガラス窓で仕切られた浴室を自然にのぞくと、室内の半分が洗い場という銭湯のような造り。そしてまた、ついたてに両側から向き合う様式。室内のもう半分には、なみなみとお湯をたたえた湯船が2つ、私を待っているかのように思え、すぐに脱衣し、突進。
お風呂には無色透明で匂いのないヌルヌルしたお湯が、湯船の底から湧き水のように、三箇所から噴き出しており、湯船の縁からかなりの勢いでお湯が溢れ出しています。それはちょっと熱めで、とっても気持ちが良いお湯なんです。うぉー、これはすごいぞ~。なんと言っても、この湯量が贅沢、他ではなかなか味わえませぬ。
‥入浴後、炭酸水素の作用か、乾燥した気候でも肌がしっとりした感じになっており、女性が喜ぶ美人の湯じゃの~、と。
泉質:ナトリウム-塩化物泉 等張性中性高温泉 源泉:板柳温泉3号泉 55.4℃ pH7.8 150L/min ナトリウム 3430, カリウム 284, 塩素 5496, 炭酸水素 381
(分析:平成12年) |
 
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