東北な温泉
温泉突進レポート

最上屋旅館

(鎌先温泉)
〒989-0231 宮城県白石市福岡蔵本字鎌先1-35 TEL.0224-26-2131

入浴 500円
入浴、宿泊、湯治
男女別(内湯1)
シャンプー・セッケンあり

 12月、鎌先温泉の中でも1、2を争うレトロな旅館、古き日本を体験するにはもってこいの宿「最上屋旅館(もがみやりょかん)」にやって来ました。ほほう、外観も館内もかなりのレトロ、昔のまんまという感じなんですな~。んー、普段はなかなか味わえない、別世界がここに。そしてまた、すこぶる静かでしてね~。

 ここ、鎌先温泉は狭い地域にキチキチと旅館が立ち並び、まるで映画のセットのようにも。また、この最上屋旅館は温泉街の一番下辺りにあり「最下にあるのに最上屋!」というオヤジギャクの餌食になること請け合いでして。
 さて、旅館の建物は3棟あり、それぞれが2階の渡り廊下で繋がっている構造。して、浴場は別棟にあるので、1Fでの受付後、階段を上がってまた下りる、そんな流れになっております。と、どうも、外の小道の上を越える形で、渡り廊下が造られているようですな~。

 で、浴場のある別棟に来てみますと、え、なんで~、と思ってしまう洗面所がズラ~ッと並んでおりまして。んー、この様子からすると、こちらは湯治棟なんでしょうか。そういえば湯治に来ていると思われるお客さんも、チラホラと見かけましてね~。

 さてと、洗面所の対面にある浴場へ。するとそこは湯煙でモウモウと煙っており、薄っすらと現れた中くらいの大きさの湯船には、茶色く濁ったお湯が静かに注がれ、掛け流されていました。おー、なかなかいい感じ、と喜びながら浸かってみれば、それは見た目通りに鉄の匂いがするお湯で、肌をこするとキシキシし、軽くこすると炭酸水素の気泡のせいで肌に膜がはったようにツルンと。

 んと、この気持ちの良いお湯は、さすが名湯とうたわれた鎌先温泉の雄ですね~。鎌先では一番好きかも~。

泉質:ナトリウム-塩化物泉・硫酸塩泉 低張性中性温泉 源泉:三宝風呂 36.8℃ pH7.0

ナトリウム 658, 塩素 639, 硫酸 568, 炭酸水素 313(分析:平成5年)



宿泊は鎌先温泉ホテル一覧
©東北な温泉0312 , 18rw , Update:2024/09/17