東北な温泉
温泉突進レポート

川原毛地獄・川原毛大湯滝



〒019-0404 秋田県湯沢市高松字高松沢 TEL.0183-55-8180

明るいうち(だいたい7月上旬から9月中旬)
入浴(入獄料)無料
露天風呂2+α
シャンプー、セッケンあるわけなし
トイレは駐車場にあり

※川原毛地獄から歩いて約15分くらい

 8月、日本三大霊地の一つとも言われる川原毛地獄へ。と、そこには温泉が滝となって落ちる自然の滝壺「川原毛大湯滝(かわらげおおゆたき)」があるという。こりゃ、行かずにはいられませぬぞ~、何はともあれ。

 で、川原毛地獄の下の駐車場に着きますと、辺りはその名の通りの地獄風景。して、荒涼とした一帯のあちこちからチョボチョボとお湯が噴き出し、また辺りからは硫黄の匂いが漂って来ています。そして、かたわらの谷らしき所には、温泉を掘って入浴した跡が数箇所あり、温泉ツウの比類なき〝たくましさ〟に驚き、脱帽致しましたのです。あと、川原毛地獄の下の駐車場への道は、舗装ですが狭くて難儀。次に来るときは上の駐車場から来てみたいと。
 それから駐車場脇の小道を下って行きましたら、途中にある小川からは湯煙が立ち上り、温泉が湧き出しているのが分かりまして。そして更に遊歩道(と言っても獣道にも近い)を進み、最後に崖をこわごわ下りると、川原毛大湯滝に到着です。で、途中で出会った人が「水でしたよ~!」と親切にも教えてくれるのですが、ここまで来て引き下がれないのが人情というもの~。

 さて、現地に着き、辺りを見回してみたら、2人のおじさんが水着で水遊びを楽しんでいるところ。で、川岸から少し上った所には脱衣所の小屋が設けられ、そこで着替えもできるよう。

 それで、滝壺は2つあり、そこにかなりの上方から大量の水が轟音と共にダイブしてバシャバシャンと。それは、そこに人が立とうものなら首の骨も折ってしまうくらいの勢いなのです。で、しばらくボーッと滝を眺めていると、なんか神秘性を感じてしまい。はい、フンドシ1つでその滝に打たれてみたい、そんな気にさせられそうな魔力あり。

 それからしばらく後、我に返り、流れに手を突っ込んでみると、それはかすかに温かい水。昨日、雨が降ったので、水量が増してぬるくなったのでしょう。で、その温水はほんの少し温泉の匂いがし、手が乾くとカサカサに。うん、これは酸性の温泉ですね~。いやここで、まっ裸になるのは、犯罪のような気がして、入浴はパス。

 そして、帰りに駐車場に着くと、7~8人の子供たちが浮き袋やら何やらを持って、川原毛大湯滝へ向うところ。そう、ここはもう温泉入浴の場所ではなく、水遊び場と化しているようなのです。もう普通の神経の持ち主では、裸で入ることはできないでしょう。おそらく、休日には大変な人が来るのだと。

泉質:含二酸化炭素・含鉄Ⅱ-塩化物泉 低張性酸性高温泉 源泉:川原毛温泉 94.5℃ pH1.41

カルシウム 166, マグネシウム 142, 鉄Ⅱ 63, 塩化物 2108, 硫酸 453, 遊離二酸化炭素 2428(分析:平成15年)



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©東北な温泉0208 , 19rw , Update:2024/09/17