東北な温泉
温泉突進レポート

熊野堂温泉

(名取市)


〒981-1241 宮城県名取市高館熊野堂字五反田48-2 TEL.022-386-2125

入浴、広間(無料)、食事、宿泊、卓球
男女別(内湯3)
シャンプー・セッケンあり


※3.11大震災後は営業していないもよう

 8月、仙台市の南のベットタウン「名取ゆりが丘」の下の、名取川沿いにある宿「熊野堂温泉」にやって参りました。ここは「え、こんな所に?」と思えるほど仙台市街に近く、なのに誰も知らない隠れた存在なのです。庭の大きな池には大きな錦鯉がゆうゆうと泳ぎ、その傍らで水音を聞きながら水面を眺めていると、とても癒され、そのまま蒸発してしまいそうになりました。‥蒸発? 昔、流行したフレーズでしたね~。
 趣きのある玄関から中に入ると、正面に大きな熊の彫刻がドカーンと置いてあります。この見事な熊は、もしや北海道から取り寄せたのでしょうか。

 受付を済ませ浴室に向かってみると、そこには4つの浴槽があり、メインのひょうたん型の風呂は、なんだか浴槽の縁からお湯が噴き出していて、それが上面に近いせいで気泡がプチプチと水面に飛び散り、手をかざすと手に気泡が沢山付くのです(単なる空気の泡かと)。して、そばにある丸い浴槽は空で、あれ~?

 と、それとは別に壁を隔てた奥に小さな湯船が2つ。その1つは丁度良い温度のお湯が少ないながら掛け流されておりまして。それは無色透明で匂いの無いさっぱりしたもので、この浴場で一番の良いお湯だと感じました。もう1つの湯船は注いでいるお湯の量が非常に少なく、温度も低くなっていて、言わば水風呂。

 ここは浴室が広くて気持ち良く、窓からは名取川が眺められて、とても良い景色なのです。‥女湯は、少し違ったお風呂(ひょうたん風呂無し)のようですね。

泉質:井戸水(2004年宮城県の調査による)
だけど昔は‥
泉質:ナトリウム・カルシウム-塩化物泉 低張性弱アルカリ性冷鉱泉 源泉:不動の湯 17.0℃ pH8.3

ナトリウム 483, カルシウム 130, 塩素 707, 炭酸水素 251(分析:平成58年)


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©東北な温泉0208 , 17rw , Update:2024/09/18