6月、南三陸の太平洋岸に流れ出る北上川の河口付近、その赤松林に建つ静かな宿「松原荘」にやって来ました。して聞くところによると、ここにはなんでも緑のお湯が湧いているとな~。
と、宿の脇の方には大きな湾にも見える汽水域の長面浦(ながつらうら)があり、また宿の正面にはすぐに海水浴場がありまして、なんだかとってもリゾート気分‥。(実は、その何年か後、砂浜が侵食され海水浴場が無くなりつつあるとニュースで聞きましてね~)。
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さて、受付を済ませ、浴場へ。で、その長い廊下を進んだ奥の方に浴場があり、梅雨の晴れ間の暑いこの日、しかも午前中、誰もいないかと思えば、先客が一人いらっしゃり、ちょっぴり驚きまして‥。んー、やはり漁から帰ってきた漁師さんなんでしょうか。
と、その湯船にはウワサ通りのエメラルドグリーンのお湯が揺らいでおり、またそれはなんと湯船の底から噴き出す仕組みに。しかもその勢いが凄く、水面にお湯が盛り上るようになっておりましてね~。
して浸かってみると、お湯は無色透明で匂いはなく、さっぱりした感じの気持ちの良いもの。肌をこすってみるとツルツルしており、アルカリ性のお湯のように感じますね~(もしかして一浴目の気泡のせいか)。
それと、んー、エメラルドグリーンのことですが、これは単に浴槽のタイルが緑になっているからのようで‥。残念ながら‥。
まあそれでも三陸には数少ない日帰り浴場なので、大事にしたいです。泊まると、どんな料理が出てくるのか、興味津々。
泉質:湧水他(残酷な2004年宮城県調査による) |
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