東北な温泉
温泉突進レポート

松川荘

(松川温泉)
〒028-7302 岩手県八幡平市松尾寄木松川 TEL.0195-78-2255

入浴 600円
入浴、宿泊
男女別(内湯1)女性露天1、混浴露天1
シャンプー・セッケンあり

標高 約900m

 7月、岩手山とその北にある連山(八幡平)の間に入るように、山麓をズンドコ進んで参りますと、八幡平へ上る樹海ラインの入り口辺りに、お目当ての「松川温泉」がありました。松川温泉には三軒の宿がありますが、そのうちの真ん中にあるこの「松川荘」へ、今日は何となく突撃してみたのです。日帰り温泉は、この〝何となく〟が出来て、とっても気楽なもんでございますね~。

 と、そこは建物がまだ新しくてきれいで、増築を重ねたように何だか建物がボコボコと連なっておりまして。あと、そばの川沿いには地熱発電用の蒸気のぶっといパイプが走り、時折「シューッ!」と凄まじい音が。いや、これだけでも観光の価値ありですな~。
/小雨
 受付を済ませ、まず最初に内湯へ向かいます。そこには白く濁ったお湯と、透き通ったお湯の2つの浴槽があり、かなり多くのお客さんが出たり入ったりしていたので「うわーっ、こりゃいかん」と思い、すぐさま引き返して露天風呂の方へ。

 今日は天気が悪く、小雨交じりのあいにくの日。露天風呂(混浴)には、お客さんがほとんどおらず、静かなたたずまいなのです。内湯とのあまりのギャップが予想外で、思わずシメシメとほくそ笑み、悠々とお湯に浸かりましたのです。その真っ白な硫黄泉は、白い湯ノ花が大量に舞い、硫黄の匂いも濃厚で、肌をこするとキシキシする感じの酸性のお湯なのです。

 何しろ、見ての通りの大きな露天風呂。投入する湯量も勢いも半端ではありませぬ。樋から注ぎ落とすお湯の他に、右奥の端からもゴワゴワーッと噴出してまして。さすがに松川温泉は、一級品の温泉ですね。観光地化されていなければもっと良いんですけど、そうもいきません。

 あ、そうそう、雲形の広いお風呂の外れに、岩で仕切られた女湯があるようで、岩陰から一部が見えたりする感じになっていました。なので、やっぱり、それを目当てにしている男性陣がチラホラおりましてね~。

その1/泉質:単純硫黄泉 低張性酸性温泉 源泉:松川温泉(鶺鴒の湯) 38.5℃ pH3.6 遊離硫化水素 25.3(分析:平成16年)
その2/泉質:単純硫黄泉 低張性酸性高温泉 源泉:松川温泉(松川荘新湯) 83.7℃ pH4.3 遊離硫化水素 14.8(分析:平成16年)

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©東北な温泉0307 , 17rw , Update:2024/09/17