東北な温泉
温泉突進レポート

西多賀旅館

(鳴子温泉)
〒989-6822 宮城県大崎市鳴子温泉新屋敷78-3 TEL.0229-83-2117

入浴 500円
入浴、休憩(別料金)、宿泊、湯治
男女別(内湯1)
シャンプー・セッケンなし

 6月、傾斜地に温泉宿がキチキチと集う鳴子温泉街の最下部、幹線国道(R47)沿いに建つ小ぢんまりとした宿「西多賀旅館」にやって来ました。ここは温泉ツウの皆さんによく知られた人気の温泉であり、その狭くて窮屈な駐車場は、常々すぐに満車になるもの。なので今日は、営業開始の10時ぴったりに一番乗りをはたし、一人でゆっくり楽しませて頂こうかとね~。

 ‥隣にウジエスーパーがあるので、湯治には便利そうなんです。
 して、小さな旅館の小さな玄関を入り受付を済ませると、廊下の奥の角が浴場になっておりまして。と、途中に小さな広間があり、別料金ながら休憩もできるのじゃなと。

 ここは事前に得た情報では「エメラルドグリーンの湯」が謳い文句だったもので、かなりワクワクし、はやる気持ちから突き出る首を抑えつつ、浴場へ。で、服を脱ぎ、いざ浴室のドアを開け首を突っ込みますと、いきなりきつい硫黄臭の先制パンチをみまわれ、うぉ~。と思った次の瞬間、コンクリート打ちっ放しの湯船に、少し緑がかって白濁したお湯をたたえる、なんとも言えないお風呂が目に飛び込んできたのです。ふぅ。

 それから、その光景に恐れをいだきつつ足を伸ばし、ゆっくりとお湯に浸かってみれば、それはすこぶる成分が濃く、まるで薬にでも浸かっているかのよう。して、その白濁したお湯の中には、白い湯ノ花も確認。画像では分かりづらいかもしれませんが、湯船の縁のちょっとした切込みからお湯をオーバーフローさせており、それはとうとうと。ははぁ~、参りましたでございます。

 入浴後は、濃厚な硫黄臭が体からなかなか離れなくて。誰か助けて下され~。明日、会社に行ったら、絶対プンプンと辺りを匂わしますな~、こりゃ。

泉質:含硫黄・ナトリウム-炭酸水素塩・硫酸塩泉(硫水型) 低張性中性高温泉 源泉:西多賀の湯1号泉 60.0℃ pH6.6

ナトリウム 469, カルシウム 103, 塩素 146, 硫化水素 12.1, 硫酸 416, 炭酸水素 848, メタケイ酸 273, 遊離二酸化炭素 315, 遊離硫化水素 34.3(分析:昭和60年)


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©東北な温泉0206 , 18rw , Update:2024/09/17