東北な温泉
温泉突進レポート

三之亟

(赤倉温泉)


〒999-6105 山形県最上郡最上町富沢884 TEL.0233-45-2301

入浴 500円
入浴、宿泊
混浴(内湯1)、時間別(内湯1、露天1)
シャンプー・セッケンあり

 6月、赤倉温泉の入り口付近、温泉ツウの間ではつとに有名で、また味のある名の「三之亟(さんのじょう)」にやって来ました。して、中に入るとすぐに広い土間で、その先の板の間には囲炉裏がしつらられ、ちょうど女将さんがそこで炭を焚いているところ。う~ん、なんだかとても良い雰囲気ですね~。

 で、こちらはメインの天然岩風呂が混浴なもので、男性の私ですが、今まで避けてしまっていて。でも、みなさんがあまりにも薦めるので、根っこが生えて動かないと家族に言われる重い腰を上げ、突撃してみようかな~と。
 さてと、館内には3つの浴場があり、時間帯によって男女が入れ替わり、女性でも満足できる時間割りになっているよう。‥などと思いながら、受付を済ませ浴場へ。

 と、混浴が苦手な私ですが、メイン浴場ということで、やっぱり最初に混浴の天然岩風呂に向かいます。で、その天然岩風呂は施設の奥の奥にあり、こんなに入り組んだ大きな旅館だったとは、入り口建屋からは想像できないほど。

 して浴場へ突入すると、うん(?)、入ってビックリ。その大きな浴室の空間には岩をくりぬいた湯船が下段に2つ、石段を上ったところに1つあり、どれも湯量豊富にお湯が注がれ、掛け流され、サヤサヤと。して、お湯は無色透明で、ツルツルする肌触りの、匂いの無いさっぱりしたもの。その鮮度の良いお湯は、とても気持ちよく、なんともいいんですわな~。また、源泉槽の脇の箱では、温泉たまごをシコタマ製造中。

 ふと見ると、浴場の壁の岩肌が石灰石のようで、柔らかいせいか、たくさんの落書きが彫られ。よく見ないと何かの模様のようにも見える、とても古い時代のもののようでした。

 しばらくして、他のお客さんが入って来たのを見て、あ然。な~ぬ~、私が入ってきた入り口とは違うみたいですぞ~。「あっ、やっちまった、わしゃ女性用脱衣所から入ってきてしまったんだ~」、ガーン(!)、想像を絶する青天の霹靂。「山椒魚は悲しんだ」のフレーズが、頭の中にじわっと湧いてまいりましてね~。

 で、まだその女性用脱衣所に誰もいない事を願って首を突っ込んでみると、ガガガガーン、見たことも無い女性がこっちを見ているではありませぬか~。そして「きゃ~っ」とは叫ばず、ニタッとした笑みを浮かべ。はぁ~、撃沈(!)。

 その後、どうなったかって(?)、小タオルを腰に巻き、男性脱衣所から廊下へ出て、近くの電話からフロントに助けを呼びましたのです。

泉質:カルシウム・ナトリウム-硫酸塩泉 低張性中性高温泉 源泉:三之亟2号源泉 51.3℃ pH7.9

ナトリウム 157, カルシウム 148, 硫酸 582




天然岩風呂(上段3つ、その壁)、ひょうたん風呂の順
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©東北な温泉0306 , 18rw , Update:2024/09/17