12月、船岡(船岡城址公園がある所)から南へ少し、陸上自衛隊・船岡駐屯地の東隣りぐらいの静かな場所にある鉱泉の宿「神次郎温泉・大元荘」にやって来ました。見ると、とってもひなびた感じで、かなりの不安を覚えましたが、中に入ってみると小ざっぱりとキレイにしてあり、ほっと致しましてね~。
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で、玄関から奥の様子をうかがえば、廊下の先にお爺ちゃんが歩いているのが見え「こんにちは~」と声を掛けてみたら、何事も無いかのようにそのまた奥へと歩き去ってしまったのです。暗がりでまた遠くてよく見えませんが、その状況を察するに、どうも石油ストーブに灯油を入れているもよう。んー、普段は上品で大人しい自分ですが、変身して(ヤルときゃヤル)10回程叫んでみたところ、なんと灯油を入れて帰ってきたお爺ちゃんは、平然と元の部屋の中に帰って行くのでありました。ガーン!
あっ気にとられ、しばらくポケ~ッとしてしまい‥。すると少ししてお爺ちゃんがまた出てきたので、今度は黙って念力を送ってみたところ、や、や、やっとこちらに気が付いてくれたのです。
と「お風呂かい~、まだ溜まってないんだぁ~。お客さん来ないから、まんだ沸かしてねぇんだ~。午後の3時くらいに沸くべ~。午後さ、なったらまだ来てけろ~」とおっしゃるのでございます。それがやっぱり耳が遠いようでして、とても大きな声で‥。でも、しっかりとした口調で、とっても元気そうでありました。
‥人間、これくらいのペースで行けばいいんですね~。自分は、まだまだです。いつになったら、こちらの仙人のようになれるのでしょうか。修行の鉱泉めぐりは、まだまだ続けねばなりませぬな~。
泉質:ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉 - 24.0℃ |
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