東北な温泉
温泉突進レポート

鰺ヶ沢温泉 水軍の宿

〒038-2761 青森県西津軽郡鰺ケ沢町舞戸町字下富田26-1 TEL.0173-72-6511

入浴 450円
入浴、広間(のような)、宿泊
男女別(内湯2、露天1、サウナ)
シャンプー・セッケンなし(宿泊用あり)

 9月、青森県の日本海側、五能線の鰺ヶ沢駅のすぐ裏にある「鰺ヶ沢温泉 水軍の宿」にやって来ました。で、今回は青森の日本海の海の幸を食べたくて、ここへ宿泊してみたわけで。

 と、ここは表から見ると小ぢんまりとした宿ですが、フロントの奥に芝生の中庭があり、その奥に宿泊棟が続く大きな施設。まあだいたい平屋建てなので、海の近くにあるのに海が見えずで、ちょっと残念なところも。
(宿泊)
 それから部屋にて荷をほどき、明るいうちに浴場へ。で、廊下なんぞを歩いて行きましたら、最初にだだっ広いイベント会場のようなホールがあり、その空間の片隅には間仕切りも無い小座敷がちょこんと。まあちょっと変な感じですが、ちゃんと一人のお婆ちゃんが休んでおり、こちらを見つめていて。なので写真撮れず。

 それから、その空間にあるドアの一つから浴場へ入りますと、浴室の左右の壁際にはアズキ色したタイル張りの大きな湯船が、一つずつデンデンと設けられております。そしてまた、浴室はかなり広い空間で。次、その先の外へ出てみれば、そこには水路の中(庭園かも)に浮かぶように、露天風呂が設けられてありましてね~。

 そんで、お湯に浸かってみると、それは大量に注がれ掛け流される、無色透明で匂いのない温泉。で、そんなに特徴はないかな~と思ったお湯も、入浴後、手に湿疹のあるマネージャーが「お湯に手をつけるとピリピリし、普通はしばらくつけると痛みが無くなるのが、今日はピリピリ状態が止まらなかった」と。んー、よく見りゃ、分析表の数値が凄い、なんじゃこりゃ。

 さて、お待ちかねの夕食へ。と、その特徴的なところは、なぜか三陸名物とも思えるフカヒレとホヤ。あとは、こちらの名物のイトウの刺身、煮魚などなど。で、その煮魚は中居のオバサマが「ハズメ」と教えて下さり、ナマッてないよね~と思っていると、別の若い仲居さんが隣のお客さんに「メバル」と説明せり。いや、ハズメの方が好きでございますけどね~。

 わたくし、その中でも塩辛に魅了させられまして、腹12分目まで、ご飯を食べてしまい、そこら辺がパーンパーン。して、それがまた食べたくて、帰りにフロントで売っていた塩辛を買って帰ったのですが、それは保存が効くようにこしらえたもの。すぐ食べる料理の塩辛とは別物なんですね、やっぱし~。

泉質:ナトリウム・カルシウム-塩化物強塩泉 高張性中性高温泉 源泉:鰺ヶ沢温泉 55.1℃ pH7.5 200L/M

ナトリウム 8850, カルシウム 2565, 塩素 18660, 硫酸 417


※ほぼ海水の濃度と同じ程度の塩素とナトリウム、そして間違いじゃないかと思わせるほどのカルシウム。
2007年の露天風呂は、水路が無くなって新しい湯船ができているようです。→2010年にもお風呂リニューアル。


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©東北な温泉0309 , 19rw , Update:2024/09/17