2月、鳴子温泉の狭いメインストリートにある、大正二年に開業したという歴史のある宿「大正館」にやって来ました。中に入ると、大きな木彫りのトラと、感じの良い若女将さんが出迎えてくれ、そこは案外悪くはない雰囲気なのです。
と、話は変わりますが、ここのパンフレットにあった大正時代の写真には、旅館の後ろが今とは違って殺風景な山があるだけでありまして‥。それは時代の変化を感じさせるとともに、平成のこの世は、温泉巡りなども簡単にできて、それはそれは幸せな時代なんだと‥。まあ、そうでないと言う人も、いるのかも知れませんけど‥。
|
受付を済ませ館内を見渡すと、一階に湯上り後の休憩所が設けられており、飲み水などが用意されてあります。またそこには、なんだかカンボジアの写真がたくさん展示されていて、行って来たんかな~、もし~、と‥。
それから二階にある浴場に向かってみると、その男湯には、中くらいの四角っぽい湯船が1つだけあり、無色透明で、微かに硫黄臭のするお湯が、まあ普通に、いうなれば殺風景に、満たされております。こちらは共同源泉使用なのに、お湯の注ぐ勢いが強いところをみると、循環させているものと思われますね~。
が、女湯の方は掛け流しになっている内湯と露天風呂とがあり、気持ち良かったそうで‥。どうやらこの時間は、女湯の方が一等席になっているみたい。はい、夜になると男女入れ替えになりまするよ。
あ、そうそう、洗い場にあった粒塩ソープに興味をそそられ、上部の「押せ」を圧縮すると、下からモッコリと黒いセッケンの塊が出てまいりまして‥。それを両手で擦ってみるとツブツブの塩が物凄く、別にやせたい部分などはないのですが、それで体を洗うのがなんか楽しゅうございました。スミマセン、どうでもよい話で‥。つなぎ、つなぎ~。
泉質:含硫黄・ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉(硫化水素型) 低張性中性高温泉 源泉:町有源泉下地獄混合泉 76.0℃ pH6.0 |
|
|