孝の湯（遠刈田の温泉）：突進レポート -del

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孝の湯（遠刈田）

	〒989-0800 宮城県蔵王町遠刈田温泉北原尾1-563 TEL.0224-34-1119 入浴 300円入浴、休憩（2時間200円）男女別（内湯１）シャンプー・セッケンなし ※2011.03 大震災の影響で閉鎖へ

　５月、遠刈田温泉から南へ少し離れた国道（R457）沿いにポツンとある共同浴場「孝の湯（たかのゆ）」にやって来ました。まあ、その派手な屋根看板が、皆さんを陽気にお迎え致しますね。いちおう隣にプレハブのお休み処があり、日帰り温泉的にも使えるようなのですね～。それと、元々が地域の共同浴場なので、１８時以降は地元専用に切り替わりま～す。

　で、隣のプレハブ小屋で受付を済ませ、何と言ったらよいのか表現に苦しむデザインの湯小屋に入ります。して、天気が良いので脱衣所の窓を開けてみると、すぐ脇の緩やかな坂道を車がビュンビュンと何か忙しそうに行き来しておりまして。んー、そのすぐ脇で、のん気に裸になる自分がなんだか変に思えてきましてね～。

　さて、小さな浴場には、隅にくっ付けて三角形の湯船が一つあり、対面に２箇所の洗い場と１つのシャワーが設けられてありました。流れのまま、かけ湯をしてお湯に浸かってみれば、それはちょっと灰色っぽく濁り、またかなり熱く、先客が水道水でうめながら入浴していたので、自分も程よい温度で入浴できました。

　と、その一風変わった三角形の湯船は、必然的に角を向いて入浴する形になってしまいまして。窓でもなく壁でもなく隅を向いて浸かるのは、寂しいような空しいような、そんな空虚さを感じさせる哲学的なお風呂なのです。いや、普段生活している３次元空間に、もう一つ知らない空間があったみたいな、新鮮な（いや慣れない）気持ちに。

　それと、気楽に立ち寄れるこの浴場は、料金も安いことからお客さんが沢山来ていましたよ～。

泉質：カルシウム・ナトリウム-硫酸塩泉　低張性弱アルカリ性高温泉　源泉：孝の湯　50.0℃　pH8.3
成分など

ナトリウム 175, カルシウム 482, 塩素 1,5, 硫酸 1148, 炭酸水素 109　分析：平成9年2月

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