東北な温泉
温泉突進レポート

ウェスパ椿山

(深浦町)


〒038-2327 青森県深浦町大字舮作字鍋石226-1 TEL.0173-75-2261

入浴 500円(露天は4月~10月の天気の良い日)
入浴、休憩、コテージ、レストランなど
男女別(内湯1)
シャンプー・セッケンあり


※2020.10 閉館

 9月、日本海の海沿い、半島とも名付けられていない、ちょっとした出っ張りの先にある複合施設「ウェスパ椿山」にやって参りました。いや、ここのお風呂からの眺めがすばらしいそうで、ワクワクしながら突進へ。

 そこには、かなり広い敷地にシャレたコテージ群、その最奥部にポツンと浴場施設(展望温泉)があり、その館内には、眺めの良いシャレた丸型の休憩所などがあり、湯上りに休めるようにも。

 と、JR五能線と並んで走る国道101号線は、素晴らしい景色が連続するルートで、ほんと何度来ても飽きない道なんです。
 売店にて受付を済ませ、浴場へ。ほうほうほう、そこには期待通りの絶景が。

 目の前には広がる光り輝く日本海、そして手前には2槽の湯船が弧を描くように、また海に突き出すようにしつらてあったのです。湯船のカーブと、海の水平線のカーブが平行線に流れ、摩訶不思議な世界。2槽の湯船は底の部分がつながっていて、小さい方が熱く、大きい方は丁度良い温度になっておりました。とにもかくにも海の景色が最高で、風も心地よろし。今日は開閉式の窓が1/3しか開いておらず、ちょっと残念ですけどね~。‥女湯は全開だったそうな。

 お湯は無色透明で匂い無しのサッパリしたもので、いちおう掛け流しになっているようです。特徴はカルシウムが多く、湯船のタイルには白い析出がこびりつき、強塩泉ということで、髭剃り跡をお湯につけるとビリッと致しました。

 帰りに、売店の方に「椿山ってあるんですかぁ?」と尋ねてみると、目の前に見えるポコンとした山がそれ。そこは女山と云われ、昔は山が怒るので女性は登ってはいけなかったそうなのです。最近、気にしなくなったので登ってみたら、頂上の先は絶壁で、その下をのぞくととても怖いのだと。椿はチョボチョボ程度に生えており、春先の3~4月に咲くそうですよ。

泉質:含鉄・ナトリウム-塩化物強塩泉 高張性中性高温泉 源泉:鍋石温泉 50.9℃ pH中性

ナトリウム 8489, カルシウム 512, マグネシウム 630, カリウム 396, 塩素 14500, 炭酸水素 964, 硫酸 1961, メタケイ酸 273, 遊離二酸化炭素 510, 第一鉄 26


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©東北な温泉0309 , 17rw , Update:2024/09/17