7月、大和町の総合運動公園の裏にひっそりと佇むひなびた湯治宿「山田の湯」にやって来ました。来る途中、ふと宿の看板を見つけ、その案内に従って進むと、林の奥の突き当たりに建物が見えてきて、おう、ここだここだと(当時googleマップもなく、カーナビも雑で‥)。
‥どうでもよいですが、この先へ通じる道を(今)造っているようなので、そのうち突き当たりではなくなるのでしょう。
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中に入ると意表をついてプリティーな若いお嬢さんが出迎え(というよりも料金の徴収に)「お風呂は奥の左側です」と冷静に案内してくれました。ちなみにそれは1番目写真の暖簾のところ。あとは突き当たりがトイレ(そこまで言わんでもよし!)。
して、浴室には大きな窓があり、なぜか外に祠(ほこら)が、どうぞ拝んでくださいとばかりにあるのです。で、お湯に浸かった後に念入りにお参りしようと思っていたら、にわかにおじさんが入って来たもので、そのタイミングを逃してしまい、どうしようかと。まあでも、しばらくしてからガバッと立ち上がり、裸で拝んでおきましたけどね~。んー、フリチンって締りがなく、神妙な気持ちに水を差すような‥。
と、そのおじさんは「神経痛だ!」と独り言のように呟きながら、お湯の中でしきりに足をもんでおりまして‥。黙って足の裏を触っていると他の病気と間違われるので、わざわざ「神経痛だ」と聞こえるようにおっしゃったのだと思われます。
さて、お湯は無色透明で匂いはなく、肌触りが少しツルツルする感触のもの。まあ、一応チョロチョロではありますが、お湯が注がれてはおりますけど。この辺の七ツ森霊泉郷と称する鉱泉では、お湯が注がれていない場合が多く、このようにお湯が注がれているのは、ありがたいものですぞ~。
泉質:湧水他(2004年宮城県調査による) |
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