東北な温泉
温泉突進レポート

ホテル光雲閣

(岳温泉)
〒964-0074 福島県二本松市岳温泉1-85 TEL.0243-24-2101

入浴 750円
入浴、宿泊、食事
男女別(内湯1、露天1)
シャンプー・セッケンあり

標高 約600m

 6月、安達太良山の東側山腹、その高原の傾斜地にある岳温泉の集落から少し上った、眺めの良き所へ。と、そこにそびえ立つようにある大きな施設「ホテル光雲閣」にやって来ました。して、こちらは空気の透き通った冬になると、今、東にうっすらと見える阿武隈山地の彼方に、朝日がとてもキレイに見えるそうで。なるほどこの高さですと、阿武隈山地が同じ目線(水平)上に見えるんですね~。

 で、ホテル下の駐車場に着いてみるとなんだか車が少なく、ガラガラ~。よっしゃ~と思い施設へ突進してみれば、館内には沢山のお客さんがいらっしゃり、あれ~、大繁盛しておりますぞ~。は~(?)、もしかしてバス送迎付の何かの集会なんでしょうかね~。
 さてと、受付を済ませ、2Fの浴場へ。するとそこには、真ん中で2つに区切られた大理石造りの立派で大きな内湯があり、そしてその斜め前辺りの外に、少し小さめの木造りの露天風呂も設けられておりまして。

 浸かってみると、お湯は画像の通りの少し白く濁ったもので、小さなポツポツした白い硫黄系の湯ノ花も舞っておりました。あとは露天風呂は熱めで、内湯はぬるめに。またそれは勿論掛け流しのお湯で、ほんの少し硫黄の匂いもあり。んー、それなのに、このお湯が硫黄泉と表示されていないのが、とっても不思議でしてね~。

 実はこのお湯、遠い山の上から引湯したもの。それが白く濁っていて単純泉の酸性泉とくれば、とっても珍しいお湯なんですぞよ~。でも実際は混合泉(湧き出し口10個)のものを1つの源泉としており、その中の一つの硫黄泉の性質から、このようになっているのでしょう。

泉質:単純酸性温泉 低張性酸性高温泉 源泉:岳温泉(元湯) 58.3℃ pH2.48

アルミニウム 20, ヒドロ硫酸 58, 硫酸 433, メタケイ酸 127, 遊離硫化水素 1.7 分析:昭和63年(鉄山の湯元から約8km引湯)


※その後リニューアルし、展望露天風呂、貸し切り風呂などができたもよう。

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©東北な温泉0406 , 19rw , Update:2024/09/17