4月、土湯温泉から山中へ約3キロほど分け入った所、そのたいそうな山の中にある宿「不動湯温泉」に到着致しました。して、途中のジャリ道は、車がすれ違うことのできない所がほとんどで、誰も来ないことを祈りつつ、また道を呪いつつ、突進して行きましてね~。
で、駐車場に着いてふと見れば、眼下の崖の途中に宿が建っており、それは高所恐怖症ぎみの私には凄まじく怖い光景で‥。お~、そのまた崖の下に湯小屋が見えておりまするな~。そしてまた駐車場から宿までの道のりも、崖あり祠(ほこら)ありの、なんともユニークな小道が続いていたんですのよ~。
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さて、勇気を出して館内に入り、声をかけてみると、あれ、出ていらっしゃったのはコタツで横になっていたお爺ちゃん。で、料金を払うと「お風呂は階段の下だよ~」とおっしゃるので、言われた通り行ってみま~す。すると案の定、その階段がすこぶる急で、しかも今にも壊れそうな具合いで(そりゃちょっと言い過ぎか)続きに続いており‥。
なので導かれるまま突っ込んでみますと、その階段中腹には炭酸鉄泉と書かれた男湯があり、さっと浸かってみれば、少し黄色く濁った無臭のお湯で、頭で分析するほど余裕も湯量もなく、さっさと服を着て次の浴場へ。
そこから更に下りると、今度はまともな男女別の木造りの内湯があり、こちらは少し湯量の多いお風呂で一安心。して浸かってみたら、無色透明のさっぱりしたお湯で、白い湯ノ花が少しだけ底に沈殿するお風呂‥。あとは湯船の脇の岩に、コケが生えているのが印象に残りますね~。
で、ここで終わりかと思えば、窓の外にさらに下る階段が見え、そのまた下方に小さな古ぼけた木造の屋根が見えたのです。なので仕方なく下りてみたら、そこにあったのは小さな湯船。それがなんと、白い湯ノ花が大量に舞う、硫黄泉のお風呂だったのです。でも、お湯が投入されていないので少し汚れのある感じがし、入浴はやめておきました(一番下の写真、板のフタがしてあるのがそれ)。
それはそうと、女湯に若いカップルがいたそうで、マネージャーが入ることができず、怒り心頭。連中はきっと誰も来ないと思ったんでしょうな~。プンプン。
泉質:単純泉、炭酸鉄泉、硫黄泉 源泉:単純泉の泉質表あり(ボロボロで訳が分からず) |
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