東北な温泉
温泉突進レポート

いさぜん旅館

(東鳴子温泉)
〒989-6811 宮城県大崎市鳴子温泉赤湯11 TEL.0229-83-3448

入浴 500円
入浴、宿泊、湯治
男女別(内湯1)、混浴2、女性露天1
シャンプー・セッケンあり

 5月、鳴子御殿湯駅からすぐにある、東鳴子温泉の名湯「いさぜん旅館」にやって参りました。主浴場が混浴なのでこれまで敬遠してきましたが、お客さんが少ないと思われる平日、思い切って突撃することに致しましてね~。と、ところが、来てみますと平日でもお客さんがちゃんと来ており、あれっ。

 蛇足ですが駐車場(写真)に猫がいるんですが、お分かりでしょうか。‥後で察するところによれば、それはおそらく〝トラ猫〟なんだろうと。
 受付を済ませて、浴場へ。流れるまま辿り着いたところが、何カ所かあるうちのメインの混浴浴場。して、そこは脱衣所が一つだけあって、その脱衣所には入り口が2つという、変な造り。

 ちょうど誰も居なかったので、急いで服を脱ぎ浴室に転がり込んでみたら、そこは一段下がった狭い空間。見れば、真ん中を分厚い塀で仕切られてはいますが、脇はスカスカの「いったい、どういうこと~」の両側にお風呂が2つ。どうもそれは炭酸泉と鉄鉱泉と称するお風呂のもよう。

 で、四角い湯船の炭酸泉の方は、浸かってみれば石油臭とかすな硫黄臭が混じり、肌をこするとスベスベする、茶色に濁った強力な温泉。もう一つ、ひょうたん型の湯船の鉄鉱泉の方は、強烈なビニール系石油臭のする、ツルンツルンの肌触りの、褐色に濁った、こちらも強烈な温泉でありました。

 この鉄鉱泉は、肌触りがなんだか金属のコーティングでもしたかのような感触でして。どちらも湯量少な目ですが、掛け流しでございます。うひょ~、なんだか凄いですぞ~、ここは~。

 それから、ノックアウト気味ながら脱衣所に戻り、とりあえずパンツだけをはき、下品この上なくそのまま廊下を走って、隣の大浴場へ。すると中にはお爺ちゃんが一人、ポツンとお湯に浸かっているところ。じーっと動かないので少し心配になりましたが、しばらくすると、そろそろと動き出したので安心いたしました。

 して、お湯は笹色に少しだけ濁り、ほんの少し石油臭がしたような。こちらもスベスベする肌触りの掛け流しのお湯でございます。

 と、そこにある桶と椅子には、トラ模様に阪神タイガースのマークが。このレトロな旅館に、なぜだ~。あのお爺ちゃんは、何のマークか知らないだろうからいいけど(たぶん)。‥後でMGに聞くと、中浴場(女湯)の方は脱衣所から風呂の中まで全て阪神グッズで固められ、大変なことになっていたそうなんですのよ。

大浴場 > 泉質:ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩・硫酸塩泉 低張性弱アルカリ性高温泉 源泉:新井2号泉、新井5号泉、動力揚湯源泉、唐竹沢源泉 74.6℃ pH8.0

ナトリウム 454, 塩素 175, 硫酸 214, 炭酸水素 714, メタケイ酸 198


第1浴室 > 泉質:ナトリウム-炭酸水素塩泉 低張性中性高温泉 源泉:いさぜんの湯1号、いさぜんの湯2号 44.1℃ pH6.8

ナトリウム 205, 炭酸水素 532, メタケイ酸 227


第2浴室 > 泉質:ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉 低張性中性高温泉 源泉:いさぜんの湯3号、赤湯地区共同源泉 57.2℃ pH7.2

ナトリウム 389, 塩素 137, 硫酸 168, 炭酸水素 644, メタケイ酸 286




3つが混浴、大浴場、洗面の順
宿泊は東鳴子温泉ホテル一覧
©東北な温泉0405 , 18rw , Update:2024/09/17