東北な温泉
温泉突進レポート

赤湯・好山荘

(土湯峠)
〒960-2157 福島県福島市土湯温泉町字鷲倉1 TEL.0242-64-3217

入浴 500円
入浴、宿泊、湯治
冬季休業
男女別(内湯1、野天1)
シャンプー、セッケン一応あり

(カランは水のみ、お湯はなし)

 4月、土湯峠の奥にある秘湯の一軒宿「赤湯温泉・好山荘」にやって来ました。してその道中、土湯峠に入った辺りから急に雲の中に入ってしまい、辺りが何も見えなくなって、えっ。

 それでも霧の白闇の中、何とか看板などに出会いながら進み、最後に舗装から砂利道に変わったところを3分程走ると、山荘風の建物がぼんやりと見えて来ましたのです。と、辺りはまだ雪景色で、赤土が剥き出しで地面がぬたぬた~。そんな荒涼とした景色は、無邪気な私を戒めようと待ち構えていたかのよう。
 さて、館内に入ってみると、やはりそこは山荘の雰囲気で、広いロビー(と言っておこう)があり、奥の方でお爺ちゃんがテレビを見ているところ。ふむと、そちらに向って「こんにちは~」と声をかけてみれば、何故か反対側の奥から子犬(ミニチュアダックスのような)を抱いた女将さんが出て来て、なぬ!

 で、何事も無く受付を済ませ、内湯のある浴場に向かってみます。と、その浴場がたいそうなところでございまして。その浴室はどこもかしこも茶色に染まっており、析出で茶色になった丸形の湯船に、茶色のお湯がザンブザンブと注がれ、掛け流されているのです。

 で、欧米人風に「ヒュー!」と口笛を鳴らす思いで、せかされるようにお湯に浸かってみると、その足元にザラザラした湯ノ花の塊や、葉っぱ等が絡みついてきて、更に鉄の匂いが鼻を突き、オー、マイゴッド!

 それから辺りを見渡すと、まっ茶色のタオルが3本ほど干してあり、案の定、湯上り後に自分の白いタオルで体を拭くと、茶色のまだら模様になってしまいましてね~。ふむ、体の所々に凝固した茶色の湯ノ花がへばりついているのも、特徴的。

 はい、ここで終わりではございませぬぞ~。して次は旅館を出て、駐車場脇の露天風呂に直行。と、こちらは少しアブラ臭と硫黄の匂いがする、青っぽいお湯で、白い砂状の湯ノ花が舞うお風呂。写真では分からないかもしれませんが、本当にワイルドな、ものすごい野天風呂なのです。

 それと、女湯に行く小道からは男湯が丸見えだし、第一、女湯との境の木の壁には「どうぞ、どうぞとばかりに」節穴が沢山空いているのでございましたのです。

内湯 > 泉質:単純温泉 低張性中性高温泉 源泉:赤湯の三番の湯 66.0℃ pH6.3 60L/M(自然湧出)

硫酸 425, メタケイ酸 219(平成21年分析)


露天風呂 > 泉質:単純硫黄泉(硫化水素型) 酸性低張性高温泉 源泉:赤湯温泉・さら湯 49.1℃ pH3.9 17L/M(自然湧出)

遊離硫化水素 9.8(平成16年分析)


内湯、露天風呂
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