東北な温泉
温泉突進レポート

山水亭

(作並温泉)
〒989-3431 宮城県仙台市青葉区作並字瀬戸原1-53 TEL.022-395-3011

入浴、日帰りプラン、宿泊
男女別(内湯1、露天1)
シャンプー・セッケンあり


※2004.09 廃業

 1月、作並温泉街からちょっと離れ、山形方面に少し向った山中にある宿「山水亭」にやって参りました。国道48号線から脇道に入ると、真冬の作並は一変して真っ白な雪景色となり、また誰も通らないような雪道がとてもシンドイのです。ここから先はもう奥羽山脈の一部なんだな~と、改めて感じ入った次第で。

 宿に着くと、屋根から下がった氷の塊が見事に。久しぶりに見た大きなツララ、一瞬で遠い昔の記憶へと‥(一部の、昔の寒い時代を知る人)。
 受付を済ませて浴場へ。と、お風呂には湯船が2つあり、真冬の浴室は蒸気でモウモウとし、まるでミストサウナに入っているかのよう。で、奥側にある小さな正方形のお風呂は、脇の窓を開けると半露天になるような造り。して、窓の外には林に囲まれた雪原が広がり、そこへ小雪が舞って、とても良い眺めなんですのよ。

 もとい、最初にお目にかかる長方形の大きめのお風呂は、少し掛け流しにしているようで、とっても気持ち良さそうにしており。浸かってみると、無色透明で匂いは無く、肌をこするとちょっとキシキシしており、中性のお湯なのかな~と。

 で、最初は一人でゆうゆうと入っておりましたが、後からオジサンが入って来まして。そのお方が一言「(お湯が)熱いですね~」と。何を思ったのかパニックになってしまった自分は「いや、丁度良いです‥」と答えてしまい、オジサンとの会話を終了させてしまいましてね~。

 ただ挨拶代わりにオジサンが何でもよくて言葉を発しただけなのかな~と思っていたところ、女湯に入ったマネージャーが、オジサンの家族らしきオバサマが「このお湯、熱いですね~」とおっしゃっていたと。んー、家族って似てくるものなんですかね~。

泉質:単純温泉 - 源泉:- 37.0℃ pH- 分析表なし

2004.08.20
 残念なことに、この旅館は温泉ではなくなります。それは、掘削が禁止されている温泉保護地域内で、無許可で温泉を掘っていたため、県から埋め戻すように指導されてしまって。せっかくの温泉を埋め戻すなんて、なんて不合理なことをするんだろうと思ってしまいますが、作並は湯量豊富ではないし、これ以上掘ると温泉が枯渇する可能性もあるので、なんともいえなく。

2004.09.30
 とても残念ですが、経営者が逮捕され、廃業届けを出したよう。理由は、保護地域内で無許可で温泉を掘削。過去に県の指導で使用禁止になり一旦使用をやめていたが、その後こっそりと利用を再開していたため。

p.s.
 元々作並温泉は、岩松旅館から西側(奥)3軒の旅館で営業していて、その東側の旅館は、その後に新しくできたもの。元々自然湧出の温泉で営業していたので、これ以上温泉を掘って枯渇する(枯渇が始まったのか)のを恐れて、保護地域にしたよう。

 以下は私が行った温泉の源泉一覧です。
・一の坊:鶴の湯1号・2号混合泉 鶴の湯3号泉
・岩松旅館:しん湯 河原の湯 瀧の湯 鷹の湯
・作並ホテル:神の湯
・岩泉:不二の湯
・湯の原ホテル:佐蔵の湯
・La楽リゾート: 佐蔵の湯
宿泊は作並温泉ホテル一覧
©東北な温泉0401 , 18rw , Update:2024/09/17