東北な温泉
温泉突進レポート

お釈迦さまの湯

(由良温泉センター)
〒999-7464 山形県鶴岡市由良2-21 TEL.0235-73-2915

入浴 300円
入浴、休憩
男女別(内湯1)
シャンプー・セッケンなし

※2015年から休業中のもよう

 9月、山形は日本海、由良海水浴場の砂浜のすぐ上に建つ、海の家のような気配の建物「お釈迦さまの湯」にやって来ました。

 国道(R7)から一本入った、由良メインストリート沿いの観光協会前(2014年現在は由良コミュニティーセンターになったもよう)の大駐車場に車を止め、砂浜沿いを歩いて50m程北上いたしますと「お釈迦さま」とはほど遠いようなピンクの建物が、目的のそれなのでございましてね~。
 中に入ってみると、やはり〝海の家〟的オジサンが「はい、いらっしゃい」と元気良く迎えてくださり。まあ、そんな雰囲気に飲み込まれつつ、受付を済ませ、奥にある浴場へと参ります。すると、そこにはお釈迦様(のようなお爺さん)が一人、静かに入浴しておられました。

 して、お湯は無色透明で匂いのないサッパリとしたもので、肌触りが少しスベスベする、弱アルカリ性の温泉のよう。また、少し熱めの温度で、ちゃんと掛け流しに。は~、こんな海のそばでも出るんですな、温泉が。

 そうそう、海水浴の後にここでキレイにして帰れるのはよいですが、焼けた肌だと、熱いお湯がピリピリするのじゃないかな~、などと余計な思いを巡らし。で、湯上り後、砂浜沿いを歩いて帰ると、向こうからニコニコした弁天様(のようなオババさま)がやって来まして、どういうわけなんだか話しかけてくるのです。

 と「あの山のノォ~、トンネルのノォ~‥」。まあ8割程聞き取れたので、10割弱理解。‥方言は、山形というより新潟に近い感じですかね~。

 要約致しましたら「ここのお湯は、あの山のトンネルの向こうから湧き出たもので、ここへ引湯している。この砂浜は、以前は広かったが、あっちの護岸工事をしてから急に削りとられるようになって砂浜が小さくなった。海水浴のお客さんが少なくなって、みんな困っている」とおしゃっているよう。‥そしてなかなか帰してくれなく、お別れするタイミングに困った次第なんでございました。

泉質:ナトリウム・カルシウム-硫酸塩泉 低張性弱アルカリ性高温泉 源泉:香頭源泉 59.4℃ pH7.8

ナトリウム 375, カルシウム 286, 塩素 138, 硫酸 1104

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©東北な温泉0409 , 18rw , Update:2024/09/17