東北な温泉
温泉突進レポート

石亭小松・こまつの湯

(東根温泉)

〒999-3702 山形県東根市温泉町2丁目11-1 TEL.0237-42-1551

入浴 400円
入浴、休憩(別途料金)、食事、宿泊
男女別(内湯1、露天風呂1、サウナ1)
シャンプー・セッケンあり
2004/10 OPEN

 3月、東根温泉に最近できた日帰り温泉「石亭小松・こまつの湯」にやって参りました。どうも、旅館営業の石亭小松の別館という形で建てられたようで、できたてホヤホヤの、新しくてキレイな施設になっておりますね~。玄関脇には湯煙を上げる木箱の湯槽があり、何かな~とのぞいてみると、温泉卵を作っているところでありました。

 館内に入ると少し広いロビーがあり、そこは食堂も兼ねた(屋内なんですが)カフェテラスのような景色になっているのです。その奥の方に広間があるようですが、休憩料金を払っていないので、フスマを開けてのぞくことができませんで。
 受付を済ませて、ロビーから暖簾をくぐり浴場へ。脱衣後、浴室に入ってみると、そこは薄暗がりで、射しこむ太陽がまぶしい感じ。して、そこには大きな内湯と、窓の外に前方後円墳的な形の露天風呂が横たわっておりました。また、洗い場がちょっと広めに設けられていて、なかなか良い雰囲気なのです。

 お風呂に浸かってみれば、お湯は琥珀色の透き通ったもので、少し焦げたような、カビ系のような、そんな匂いがしてきます。で、熱いお湯が注がれてはいましたが、どうも循環式のように思いますね。でも午前中のせいかお湯はキレイで、新鮮さも感じてgood。何といっても冬の露天風呂は最高に気持ち良く、格別でございました。

 湯上り後、脱衣所で涼んでいるとお爺ちゃんが上がって来まして、体重を量るとおもむろに一言おっしゃるのです。「1キロ減ったな~。‥だんだん痩せていって、あとはさよならだぁ!」。独り言のように、そして連れのお爺ちゃんに訴えるように語るので、当然一緒にいた私にもその嘆きが聞こえてきましてね~。

 そんな話を聞いていたら、他人と言えどもとっても哀しくなりまして、思わず自分の両親の事を思い出し、温泉にでも連れて行ってやろうかと。あ~、人生ははかないもの、秀吉の一句が思い出されますな~。「露と落ち、露と消えにし、わが身かな。難波のことも、夢のまた夢」。

泉質:ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉 低張性弱アルカリ性高温泉 源泉:東根温泉共同組合13号源泉 69.7℃ pH8.1

ナトリウム 390, 塩素 469, 硫酸 205, 炭酸水素 172


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©東北な温泉0503 , 17rw , Update:2024/09/17