東北な温泉
温泉突進レポート

大沢温泉

(花巻)


〒025-0244 岩手県花巻市湯口字大沢181 TEL.0198-25-2315

入浴 600円(自炊部で受付)
入浴、休憩(有料個室のみ)、食事、宿泊
男女別(内湯2、半露天1)、混浴大露天1
宿泊専用(内湯1、露天1、貸切1)
シャンプー・セッケンあり

 12月、花巻市の北西部、市街地から程近い山中にある宿「大沢温泉」にやって参りました。こちらには同じ経営の3つの施設がありますが、総じて大沢温泉と呼ばれています。幹線道路わきの駐車場から、下の川沿いにある宿へ下って行くと、ま正面に今日のお目当ての自炊棟が待ち構えており、その右手には近代的でちょっと高級そうな山水閣もありましたのです。

 その古き良きたたずまいの自炊棟は、とても入り組んだ構造で、それらが奥へ奥へと貪欲に増築され連なっているのです。と、裏の川を隔てた所にもう一つあったのが、レトロな茅葺屋根の菊水館。ワオー、なんだか凄いところに来たみたいですぞ~。
 なんと言いましょうか、昔風の帳場でお代を払い、浴場へ。7ヶ所ある浴場の内、4ヶ所が日帰り入浴ができるみたいで、とりあえず名物の自炊部の混浴大露天風呂へと向かいます。

 そこは川沿いに造られた、かなり大きなお風呂で、岩で囲ってコンクリートで固めた造りの露天風呂なのです。対岸には向こうからモロ見えの(前述の)菊水館があり、そちらに渡る橋なども、お風呂の目の前を通る形になっていて、あ然。当然、菊水館からも橋からも丸見えなんですが、何かそんなことは気にならない開放感があり、なんとも不思議なんですよね~。

 その大きくてカギ型の深めの露天風呂には、無色透明で匂いのない、湯量豊富なお湯がとうとうと注がれ、掛け流されております。浸かってみると、灰色のカス状の湯ノ花が大量に舞う、肌触りがヌルヌルするアルカリ性のもので、それらが温泉らしさを感じさせる、気持ちの良いお湯なのです。さすが天下の名湯、混浴(中年の)女性の方も堂々と入っておられまして「皆のもの、ひかえ~」と聞こえてくるようでございましたのです。

 それから自炊部の木造の建物は、床も障子も天井も良い感じに鄙びていて、一度泊ってみたいと思わせるたたずまい。あっちこっちのお風呂をのぞいたりしてみましたが、どれもなかなかの雰囲気ざますね。食事処もあるので、自炊部に宿泊しても食事の心配は無いようですよ。

泉質:単純温泉 低張性アルカリ性高温泉 源泉:大沢の湯 51.3℃ pH9.2

ナトリウム 181, 硫酸 204, ラドン 2.05Ci



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©東北な温泉0512 , 17rw , Update:2024/09/17