東北な温泉
温泉突進レポート

下風呂温泉・大湯共同浴場

〒039-4501 青森県下北郡風間浦村下風呂97 TEL.0175-36-2824

入浴 350円
入浴のみ
男女別(内湯1)
シャンプー・セッケンなし

※2020.12 閉鎖「海峡の湯」へ移行

 10月、津軽海峡を望む下風呂温泉へ。と、温泉街の高台に何気なくある公営の共同浴場「下風呂温泉・大湯」にやって参りました。すると祭りが近いのか玄関前にはブルーシートで囲われた山車が置かれてあり、その陰にあった自販機を見つけて札を買い、入場致しまして。

 で、下風呂温泉へ向う海沿いの国道(R279)を来ると、右手に津軽海峡を挟んだ水平線の向こうに北海道がうっすらと現れ、ほほう、本州最北の地へ来たんだな~と、旅行者なら誰でも感激する光景に出くわすのです。

 と、今日は少し天候が悪いこともあり、強い波のシブキが岩々にあたって砕け散り、その風景のバックには自然にあの歌が聞こえて来たのです。「波の間に間に~♪ 命のはな~が~♪ ‥ 兄弟ぶ~ね~は~♪」。うーん、合いますな~、この歌。演歌っていいもんですね~。ちなみに、普段、演歌は聞きも歌いもしませんですけど~。
 さて、前泊の宿から、朝7時の開場に合わせて一番乗りを目指してやって来ると、よ~し、誰もいないぞ~。で、受付けは銭湯によくある番台になっており、オジサンが「よいこらしょっ」と座っておりまして。んー、やはり番台からは男湯も女湯も丸見えに近いですな~。こりゃ、銭湯に慣れていないと一般女性はキツイかも~。

 それから漂う硫黄の匂いを嗅ぎながら浴室をのぞくと、そこには乳白色の硫黄泉の湯船が2槽並び、トロトロと熱いお湯が注がれているのが見え。して湯船に近付いてみると、それが船の材料と同じような樹脂でできており、海をイメージしたのか水色のペンキが塗られてあります。で、湯船は熱つめとぬるめに分かれ、湯量はそれほど多くはないですが、ちゃんと掛け流しになっておりました。

 そして浸かってみると、これが熱くて。独り言で「あちー!」とわめいていたら、スタスタと番台のオジサンがやって来まして、無言で蛇口から思いっきり水を投入し、サーッと去って行くではありませぬか。この〝無言で〟がなんだか引っかかるところですが(もしや方言を気にしてるのかな~)、ドボン。

 はい、これが濃い硫黄泉の良い湯でして、またキシキシする肌触りの酸性のお湯で。あと、白いツブツブの気泡にも見える湯ノ花も舞い~の。うーん感激、下風呂温泉に来たら、大湯は外せないですな~。

 んと、画像では広さが感じ取れませんが、結構広い浴室なんでございまして、左にあるカラン側に少しだけ傾斜させて造られておりましたのです。

泉質:含硫黄・ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉(硫化水素型) 低張性酸性高温泉 源泉:下風呂温泉(大湯) 66.0℃ pH2.8

ナトリウム 938, 塩素 1741, 硫酸 479, メタホウ酸 232, 遊離硫化水素 49.7



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©東北な温泉0510 , 19rw , Update:2024/09/17