東北な温泉
温泉突進レポート

海老鶴温泉

(河北町)
〒999-3511 山形県西村山郡河北町谷地海老鶴164 TEL.070-6471-5151

入浴 300円
入浴、食事、宿泊
男女別(内湯1)
シャンプー・セッケンなし

 5月、最上川の堤防沿いにポツンとあり、建物の一角がなぜかSL風になっているぞな~の、縁起の良い名前の旅館「海老鶴温泉(えびづるおんせん)」にやって来ました。して、なんとも素晴らしい名前だな~と思っていると、名前の由来が住所の一部にちゃんとあったんですね~。

 最初、場所が分からず、川の反対側(西側)に渡ってしまい、そこを散歩しているおじいちゃんに教えてもらって、やっとのこと。おじいちゃんは、車の私を歩いて先導してくれるというので「車に乗りませんかぁ」と誘ってみると、しばし考えてから「散歩だから~」とおっしゃって乗りませぬ。なんだか悪いので、道順だけをなんとなくいて、分からないけど分かったふりして、鼻を利かせながらやって来たわけなのです。ふ~。
 中に入ると(勝手に)チャイムが鳴り、さっと女将さんが出て参りまして、色々と説明してくださいました。ここは長期滞在者でもいるかのように、ちょっと雑然としており、館内にはあちこちに様々な注意書きが貼られてありましてね~。‥もしかして合宿でも受け付けているのですかな~。

 で、奥の浴場に向ってみると、そこは年季の入った古い浴室ですが、細長い台形型の湯船に、薄い褐色のお湯がなみなみと満たされ、大量に掛け流されておりました。

 浸かってみると、かなりヌルヌルする肌触りで、小さな気泡が水中を多量に漂い、プチプチと肌にくっ付くのがその主たる原因かな~と。それと、見た目の予想に反して匂いは無く、これがなかなか気持ちの良い温泉でございました。

 と、天井の吹き抜けから、女湯でオバサマ達が騒いでいる(いや、ただ話しているだけの)声が聞こえてきて、いつもの事ですけど、その元気の良さに感服いたします。

泉質:ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉 低張性弱アルカリ性高温泉 源泉:海老鶴 芳賀1号泉 46.3℃ pH7.8

ナトリウム 460 , 塩素 616 , 炭酸水素 334(女将さんの話では飲泉も可)



メモ)
 先日、地元テレビ(東日本放送)で、この温泉が紹介されているのを見ました。

 すると、まず名前が「えびづる」ということ。それと温泉は1号泉が湯船に、2号泉がカランに。で、湯量が400L/Minの源泉は、その日により温度も湯量も違うらしく。

 この温泉は、おじいちゃん(今90歳)が、今よりもう少し若い頃に掘り当てたもので、またおじいちゃんはこの温泉熱を利用し、ハウスで「バナナ、パパイヤ、マンゴー」を栽培していると。

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©東北な温泉0605 , 18rw , Update:2024/09/17