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光山温泉・岳泉荘


光山温泉・岳泉荘

(山田町)
光山温泉・岳泉荘 - 施設の外観1光山温泉・岳泉荘 - 施設の外観2 〒028-1311 岩手県下閉伊郡山田町大沢13-59-29 TEL.0193-82-2314

入浴 480円
入浴、休憩(広間有料)、宿泊
男女別(内湯2)
シャンプー・セッケンなし

 7月、温泉空白地帯の南北に長い三陸海岸の中ごろ、山田町の山中にある冷鉱泉の宿「光山温泉・岳泉荘」にやって来ました。海岸沿いの幹線国道(R45)を北へ向かうと、山田町を過ぎて宮古方向へ少し進んだころ、ラブホテルと「光山温泉」は右折せよ、との目立つ看板があり「あれ、なんか勘違いされそう」と思いながら対向車が途切れるのを待ち(いや、なんかその目が気になる)、突進したのです。

 宿に着き、館内に入りますと、正面の受付の小窓から「だいたい420円です~」とオジサンがおっしゃいます。この間接的な言い回し、なんだか懐かしいような‥。まあ「大概の人は入浴だけでしょうから420円です」という意味なんですよね、おそらく~。
 さて、浴場は建物の奥の方にあり、案内されたように進んでみると、あまり浴場らしくないドアの先がそれでありました。

 さて、浴室にはぬるい湯と熱い湯の2つの湯船があって、そこではトドのようなオジサン(すみません)が湯船の縁で休んでいるところ。で、お風呂は結構深い湯船で、無色透明なお湯が張られており、壁に取って付けたような岩から温泉が流れ落ちる仕掛けになっておりました。‥え、岩盤にこの家をくっつけたわけではないですよね~。

 して、お湯に浸かってみると、それは中性の肌触りで、匂いも無いさっぱりしたもの。あれ、んー、塩素消毒がされてないと思われ‥。まあこれでも、夏のお風呂は意外に気持ちが良いんですのよ。

 そうこうしていると、さっきのオジサンが動き出し、ぬるい方の湯船に浸かって「ア~!」と唸り出したのです。と、そこへ先ほど表でタバコを吸っていたオジサンがスルスルッと合流し、ぬるい方から上がったオジサンと偶然熱い方の湯船で二人かち合い、お互いにけん制しつつ入浴していたんでガンス。‥自分? 入る隙が無くなったので退散、ぬるい方はイヤ。

泉質:単純冷鉱泉 低張性中性冷鉱泉 源泉:光山温泉 10.5℃ pH7.0

ラドン 22.23Ci, 硫酸24 これほどの軟水も珍しいですね。

光山温泉・岳泉荘 - 内湯
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