東北な温泉
温泉突進レポート

燧の湯

(尾瀬桧枝岐温泉)
〒967-0524 福島県南会津郡檜枝岐村上ノ台208-1 TEL.0241-75-2290

入浴 600円
入浴のみ
男女別(内湯1、露天1)
シャンプーなし、セッケンあり

 12月、檜枝岐村の奥、町外れにある結構立派な公衆浴場「燧の湯(ひうちのゆ)」にやって参りました。で、隣に建つ旧浴場とこの新浴場、どちらに入ればよいのか少し悩み、勘を働かせてこちらへ。いやそれが、どちらも同じ鄙び具合いに見えたものでして。して中に入ってみると、それはさわやかな木の香が漂う、立派な木造建築物。ほほう、なかなかようござんすぅ。

 ここへの道中、南会津の伊南川沿いの道を、尾瀬に向かって南へ只ひたすら車で進むと、途中の道は意外と悪くはないセンターラインのあるものですが、この先に本当に何かあるんだろうかと思わせる、どこまで行っても山ばかりの地。で、やっと辿り着いた桧枝岐村。そこは、なんとも味のある地名なんですな~。
 さて、疲れてぐた~っとしながら、受付を済ませ、浴場へ。と、その前に館内を見渡してみれば、その受付ホールがことのほか広く、壁には桧枝岐の風景写真などが数多く飾られております。

 それから浴場に向かってみると、まずは大きな長方形の内湯があり、その外の一段下がった所に、また大きな露天風呂が設けられていまして。で、露天風呂の下には小川が流れ、その先に民家、そのまた先にうっすらと雪をかぶった山々が連なり、お湯に浸かりながらその景色を眺めれば、それは何ともいえない美しさ。

 んー、やはり冬の露天風呂は最高に気持ちの良いものですな~。それは言葉では語れないほど、体験した人にしか分からないもの。

 して、お湯は無色透明で、強いアルカリ性のツルツルする肌触り。で、浴槽内では匂いはありませんが、内湯の注ぎ口ではちゃんと硫黄の匂いが感じられ。あと、単純泉にも近い薄い硫黄泉ですが、お客さんの少ない今頃はお湯もきれいで、なかなか良い温泉に感じました。

 それと、受付の方の話では、硫黄泉は桧枝岐ではここだけのよう。

泉質:単純硫黄温泉 低張性アルカリ性高温泉 源泉:桧枝岐温泉2号・5号混合泉 58.5℃ pH9.1 120L/M 動力

ナトリウム 93, 塩素 46, 硫化水素 2.0(分析:平成12年)循環・加熱・加水あり



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©東北な温泉0612 , 19rw , Update:2024/09/17