東北な温泉

緑風荘


緑風荘

(金田一温泉)
金田一温泉の風景緑風荘 - 施設の母屋
緑風荘 - 施設の外観緑風荘 - 施設からの景色
〒028-5711 岩手県二戸市金田一字長川41 TEL.0195-27-2131

入浴 500円
入浴、宿泊
男女別(内湯1)
シャンプー・セッケンあり


※2009年 残念ですが、火災により焼失
※2016/05 新たに建て直して再開

 11月、とうとうやって来ました、岩手のミステリーゾーン、そしてスーパーパワースポット、座敷わらしの宿「緑風荘(りょくふうそう)」。でも座敷わらしが出るという部屋は、はるか先まで予約でいっぱいなんだそうで、今日は同じ旅館の普通の部屋に泊まることに。まあ、他の部屋でも(座敷わらしが)来ないこともないそうで、気が向いたら来てくれるだろうと‥。

 宿は母屋と旅館の2つの建物からなり、座敷わらしの部屋は母屋に。私が泊まる普通の部屋でも、お客さんが持ってきたという人形やオモチャが沢山飾られてあり、ちょっと面食らってしまいましてね~。建物は木造の古い造りで、歩くと床や廊下がキシキシと鳴り、座敷わらしが来たことを教えてくれるのです。

 宿についた後、部屋でしばらくボーッとし、やがて我に返るとそこはガスストーブが暖かく、何か落ち着く部屋なのでございました。ふうっと一息つき、縁側に出て窓を開けると、そこは夕方の二戸の町外れ、郷愁を誘うセピア色の風景が広がっておりましてね~。 (宿泊)
 ほどよい時間が過ぎた後、廊下をキシキシ鳴らしながらお風呂へ。さて浴場の方は、2Fが女湯、1Fが男湯で、構造のせいか男湯の方が女湯の2倍もの広さに‥。男湯には、とっても大きな丸い湯船と、扇方の湯船があり、あともう一つ(水風呂の)四角い湯船も設けられておりました。

 お湯は無色透明で匂いは無く、アルカリ性のツルツルする肌触りで、さっぱりとした温泉です。大きな丸い湯船は、循環ながら半掛け流しになっており、意外と悪くはないと‥。まあ、ここに泊まるお客さんは、温泉が目当てじゃないと思いますから、温泉だっただけで儲けものですな~。

 風呂上りにフロントへ缶ビールを買いに行くと、隣りに「極楽ルーム」なる部屋が‥。「なんじゃ~?」と覗いてみると、人形やオモチャが沢山置かれ、その中にあったマッサージ機に老夫婦が静かに横たわり‥。ふと見ると、おじいちゃんが口をポカンと開けてニッタリとし、本当に極楽という顔をしていたのです。いや、まだこの世にいらっしゃるとは思うのですが、何か怖くなり、逃げるように自分の部屋へ、タタタタター。

泉質:単純温泉 低張性弱アルカリ性温泉 源泉:湯田温泉(大湯) 34.0℃ pH8.2

ナトリウム 226, 炭酸水素 434, ラドン 20.84Ci

緑風荘 - 浴場入口緑風荘 - 内湯1
緑風荘 - 内湯2緑風荘 - 内湯3

緑風荘 - 槐の間(えんじゅのま)緑風荘 - 夕食
 夕食は母屋の広間にて。今日は座敷わらしの部屋「槐の間(えんじゅのま)」に泊まっているお客さんが良い人で、夕食の時間、他のお客さんに部屋を開放してくださるとのこと。

 皆でヤンヤ・ヤンヤと向かってみますと、そこは2間続きの部屋で、たくさんの人形やら何やらが置かれてあって‥。宿の人が「写真を撮ると、オーブ(白い玉)が写りますよ」というと「あっ、写っている」と一人の女性が奇声を上げておりまして。こんなにオーブが開け広げに現れるなんて、ここは、いったい‥。

 ほどほどな時間が過ぎ、食事広間に戻ってみると、部屋を開放してくれたお客さんと、もう一人、オーブが写ったと”はしゃいで”いた女性のダンナさんが、モクモクと食事をしているところでありました。そういえば、座敷わらしの部屋に向かった中で男性は私一人だけだったのですよね~。やっぱ、こういうことが好きなのは、女性の方なのでしょうか。

 食事の内容は、山の幸と思いきや、三陸に近い(?)ことからか海の幸がメインで、意外と満足できる内容でした。山の中を思いおこさせるのは、ニシンの甘露煮のシソ巻きですかな~。

メモ)
オーブ
 オーブはフラッシュをたくと、よく写るそうです。宿に置いてあった写真を見ると、実にたくさんのオーブが写っていました。

 私の住んでいる宮城県の温泉めぐりで、2箇所でオーブを撮ったことがあります。その場所には、どちらにも祠(ほこら)がありまして、またお風呂のそばだったんですよね。きっと科学的に何かがあるのだろうと。

p.s.
 オーブはストロボを焚いた時、ホコリや水滴が空中にあるとそれに反射し、丸い光になって写るんだそうで‥。NHKの超常現象を解明する番組でやっておりまして、なるほど~と。
メモ2)
 この宿の隣には亀麿(かめまろ)神社が建っていますが、奇しくも2009年の火災の時には、危うく難を免れました。そう、亀麿はこの宿の座敷わらしなのです。一般に座敷わらしは女の子と思ってしまいますが、意外にもこの亀麿は男の子なんですよね~。
 ちなみに亀麿神社は宿の裏手の方に入り口看板があり、誰でもお参りができるようなのです。ただし駐車場は無いみたい‥。
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©東北な温泉0611 , 17rw , Update:2024/02/03