東北な温泉
温泉突進レポート

新安比温泉

(八幡平市)
〒028-7533 岩手県八幡平市叺田43-1 TEL.0195-72-2110

入浴 700円
入浴、休憩、食事、宿泊
男女別(内湯3、露天1、サウナ1)
シャンプー・セッケンあり

 11月、盛岡の北、八幡平の安代にある温泉「新安比温泉」へ。と、国道4号線から国道282号線と進みましたら、そこには松林や牧場などの平原が続き、なかなか本州ではお目にかかれない、広々とした景色が横たわっていました。で、そのうち山間部に入りましたら急に視界が狭くなり、また単調な世界に。その長~い直線道路が(昼食後の)私のまぶたをくっつけようとしましてね~。‥ガム欲すい!

 さて、山中にある「新安比温泉」に着きますと、そこには周りの景色に似つかわしくないような、ちょっぴりモダンで大きな館が建っており、駐車場にはかなりの数の車がありました。と、建物裏にも駐車場があり、そちら側が玄関に。
 受付を済ませ、階段を1つ下りた大浴場へ。その浴室内にはかなりの蒸気が満ちており、なんだか中がよく見えないのです。慣れてきた目を凝らすと、手前からサウナ用水風呂、打たせ湯、バイブラ湯、源泉風呂と続き、大きな窓の外には露天風呂もある配置。露天風呂には冬季対策なのか屋根が付いていて、それが内湯を益々暗くしているようでありました。

 で、温泉のお風呂は窓際にある源泉風呂のみで、あとはなぜかさら湯となっているような。その源泉風呂は少ない湯量ですが一応掛け流しで、その茶色のお湯は肌触りがちょっぴりスベスベしています。炭酸水素の量からしてヌルヌルになるはずが、逆作用のカルシウムなども多く、お互いの肌触りの特徴を消し合っているみたいなのです。それから注ぎ口では少し鉄の匂いがありますが、湯船ではそんなに匂いはなく、また、かすかに硫黄の香りも感じるようにも。

 男湯の方は(女湯は違ったみたい)お客さんが少ないせいか、お湯がきれいでとっても気持ち良く感じました。あと、床には茶色の析出が何層にも重なり、物凄いことになっておりましたよ。

 その後、お風呂から上がろうと体を拭いていたらタオルが茶色になり、思わず「う”~」と。で、バイブラ湯でサビを流してから、もう一度体を拭きましてOK。湯上り後は手がツルツルで、あとは何か、かなり体力を奪われたようにも。んー、この温泉、恐ろしや~。

泉質:含二酸化炭素-ナトリウム-塩化物強塩泉 高張性中性高温泉 源泉:新安比温泉(平成の湯) 972L/M 掘削自噴 53.0℃ pH6.9

ナトリウム 8432, カリウム 241, マグネシウム 267, カルシウム 247, 塩素 11830, 硫酸 200, 炭酸水素 4759, メタケイ酸 111, メタホウ酸 6280, 遊離二酸化炭素 1533, ラドン 2.33Ci(今まで見たことのない数値! 源泉自体はスーパースター)



一番下画像は旅館のお風呂
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©東北な温泉0611 , 17rw , Update:2024/09/17