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2月、相馬松川浦・直売センターの斜め前にある「どさん子ラーメン」に、珍しい”生のりラーメン”があると聞き、勇んでやって来たのです。と、天気の良い今日の松川浦は、のんびりとした、やさしい空気が漂っていましてね~。
して、平屋民家に例の小豆色の「どさん子」の看板を掲げるお店は、中に入ってみると、座敷席とカウンター席のある、中規模のお店。何の迷いもなく、壁のメニューから「生のりラーメン」を頼みます。
と、一人で作業しているオバサマが丁寧に作るせいか、わりと時間がかかるみたい。んー、気にせずまどろむ感覚で、ラーメンができ上がるのを待つことしばし。他にお客さんは、オジサンが一人だけなんですけども~。
さて、出てきたラーメンは、器の上部の半分以上が生のりで埋め尽くされ、その真っ黒さは、異様に見えるほど。ここ松川浦は青のりの産地で、湾内にはノリ棚が一面に広がる特別な地。言わずもがな、これはその青のりなのでしょう。
して最初に青のりを避けて麺とスープにとりかかってみると、それはしっかりとしたしょうゆ味の細麺のラーメン。で、青のりは正真正銘の生のりのようで、時折出てくる固い部分に、ちょっと生臭さも残りますが、青のり好き(いるのかな~)には絶好の一品なのだと。
私のような磯ラーメン・フリークには、このしょうゆラーメンだと不満が‥。磯ラーメンといえば、塩味ですからね。んー、メニューのあさりラーメンも捨てがたい。
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