東北な温泉
温泉突進レポート

八幡の湯

(飯坂温泉)
〒960-0201 福島県福島市飯坂町字馬場20-1 TEL.024-542-0400

入浴 200円
入浴のみ
男女別(内湯1)
シャンプー・セッケンなし

 3月、パルセ飯坂の無料駐車場から歩いてすぐの、住宅街の中にある共同浴場「八幡の湯」にやって来ました。

 して、入浴券は浴場前のお店でも売っているのですが、最初に別の所に行こうとした関係で、南の角を曲がった所の、どう見ても一般民家風のたぶん丸吉商店(その後閉鎖したかも)というお店で買ったのです(※どうもその後、浴場の券売機で買えるようになったもよう)。で、そこは中に入ると玄関にいきなりコタツが置かれ、元気が良く耳が遠いお婆ちゃんが、手持ち無沙汰に「お客さん来ないかな~」みたいに待っているようなのでした。

 と、お婆ちゃんは、案内地図やら何やら、色々とお世話しようとしてくださるのですが「あれ、どこに行ったっけ~」という感じで、空回りするばかり。で、その蜘蛛の巣にかかった感のある虫けら風の自分は「いや~、は~、わかりました、ありがとうございます」と応えて、半ば強引に、それでも気持ち良く立ち去り、この浴場へと向かったのでございます。
 さて、受付の小さな箱に先程仕入れた券を落として入場すると、そこにはすぐに脱衣所があり、ガラス戸の向こうにはお風呂が見え。で、古くなった建物は外から見ると「え~?」っていう雰囲気ですが、中は意外とこざっぱりしていて、案外気持ちの良い空間なのです。

 して、浴室には角が丸められた四角い湯船に、2本のお湯が程よく投入され、注ぎ口の上には温度計が付けられていて。で、それを何気なくのぞくと45℃、うひょ~。それでもひるまず、掛け湯をして足を突っ込んではみたものの、熱い、とてもすぐには入れませぬ~。

 その後、我慢して何とかソロリソロリと半分浸かって「あちちっ」と悲鳴を上げて、すぐ飛び出してしまって。と、後から来たお爺ちゃんがそれを見たようで「水、入れてやっから、こっち来い~」と水道ホースの方へと誘うのです。が「いや~、そのうち慣れますから~」と断ってしまうと(アマノジャク気質か?)、そのお爺ちゃんも熱くてたまらなかったようで、結局、水をドバドバと埋めておりましたんですわな~。

 それで、お湯は無色透明で匂いも無く、ほんのりツルツル感のある肌触り。そして、なにしろ湯量が豊富で、時々加水もありますが、新鮮できれいでちょっぴり刺すような感覚ありの、気持ちの良いお湯なんでございます。はい、なかなかよござんす。

 ‥あと、水しか出ないカランも一応ありますが、みなさん湯船のお湯を汲んで使用。

泉質:単純温泉 低張性アルカリ性高温泉 源泉:八幡の湯 54.6℃ pH8.6

ナトリウム 171, 硫酸 245(平成18年2月分析)


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©東北な温泉0703 , 19rw , Update:2024/09/17